MotoGP2019年シーズンへ向けて規則変更を発表 その2!


先日、要チェック!MotoGP2019年シーズンへ向けて規則変更を発表!という記事で、グランプリ・コミッションが協議し、2019年より施行される規則変更について取り上げましたが、12月20日にグランプリ・コミッションによる"レース中断に関する規則"が協議された結果、誤解を招かないように現在の規則がより明確に修正されました。

2019年シーズンから施行されるレース中断に関する規則の変更は以下のとおりです。




競技規則(即時施行)

レース順位とレース中断後にリスタートする資格
グランプリ・コミッションは、チーム、ライダー、ブロードキャスター、メディアによる誤解を回避する目的で、既存の規則をより明確にするために規則を変更した。

中断されたレースの順位
○レースディレクターがウォームアップラップの開始から任意の時点でレースを中断することを決断した場合、フィニッシュライン上と全てのマーシャルポストで赤旗が表示され、レッドライトが点灯される。
ライダーたちは直ちに減速し、ピットレーンに戻らなければいけない。

結果は、トップを走るレースリーダーと全てのアクティブなライダー(レースを続行していたライダー)が、赤旗が表示されていないフルラップを完了した時点が反映される。

※例外
○チェッカーフラッグが表示された後でレースが中断された場合、次ぎの手順が適用される。

1. 中断前にチェッカーフラッグが表示された全てのライダーについては、ラストラップの終わりが順位となる。
2. 中断前にチェッカーフラッグが表示されなかった全てのライダーについては、ラスト2ラップの終わりが順位となる。
3. 完全な順位は、ラップ/タイムの手順に従って、両方の順位を組み合わせて順位が決定する。



○中断されたレースでは、トップを走るレースリーダーと全てのアクティブなライダー(レースを続行していたライダー)が、赤旗が表示される前に同じラップを完了し、その時点で、赤旗提示によりピットレーンの出口が閉鎖され、計測ポイントを通過しなかったライダーがいる場合、結果はレースリーダーとレースリーダーと同じラップを通過した全てのアクティブなライダーが最後に計測された結果が採用される。

○ライダーの計測トランスポンダーに問題が生じた場合、結果はフィニッシュライン以前の結果から取得される。

○赤旗が表示されているとき、レースに積極的に参加していないライダーは順位が与えられない。

○赤旗が表示されてから5分以内に、バイクに乗って、指定されたピットレーン入口の計測ポイントを通過してピットレーンに進入しないライダーには順位が与えられない。

○例外的な状況、例えば、中断されたレースでレース後のセレブレーションは完了として認められる。

MotoGPクラス‐中断されたレースの順位
○現状の規則では、MotoGPクラスにおいて、中断されたレースの複数のリスタートが可能である。
リスタートが可能でない状況では、5ラップ以上が完了していれば、前のレースの結果に基づいて結果が決定される。

中断されたレースのリスタート
○グリッドポジションは最初のレースの終了順位に基づく。

1ラップが少ないライダーは、ピットレーンからスタート。
2ラップが少ないライダーは、リスタートすることができない。




上記のように、レース中断に関する規則の変更が発表されています。
変更点を読んで理解はできるのですが、2019年シーズンが開幕して覚えている自信がありません(笑)
レース観戦していてレッドフラッグが掲示され、仕切り直しのレースに誰が出走できて、誰が出走できないか解らないことが多いのですが、同じように来シーズンもTV画面に説明が出るまでは解らない自信があります。
そうやって考えると、MotoGPのレースを運営する方やメディアの方達って本当に大変なんだなぁ~と思いますし、日本国内のサーキットで開催されている草レースのレギュレーションを考える人達も本当に大変だと思います。
普段何気なく観戦したり参加したりするレースですが、公平かつ安全にレースが行われるために、色んな方が弛まぬ努力をしているんだと改めて実感します。
何かと競技規則や技術規則の変更の多い来シーズンですが、少しでも混乱が軽減される事を願います!



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