クアルタラロが初日に続き最速!MotoGPクラス セパンテスト2日目結果!


2月7日~9日の日程で、MotoGP世界選手権 MotoGPクラスのオフィシャルテストがセパン・インターナショナル・サーキットで開催されています。
セパンオフィシャルテストの2日目の結果ですが、初日に続きファビオ・クアルタラロがファクトリースペックのバイクで1番手タイムを記録しました。

クアルタラロは物凄く調子がいいですね。
是非ともシーズン序盤にMotoGPクラス初優勝を挙げて欲しい所です。

また、ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクダーのリン・ジャービス氏ですが、オフィシャルテスト2日目にMotoGPのフェイスブックで行われたライブ中継にゲスト出演し、ホルヘ・ロレンソが、セパンオフィシャルテスト最終日にYZR‐M1をテストすることを明かすと同時に、ロレンソは4月から本格的なテストを開始するとコメントしました。

しかし、本日行われるオフィシャルテスト最終日の降水確率は80%なんですよね・・・
13時くらいから雨の予報となっています。
午前中の雨が降る前に、ロレンソは現役ライダーの間に入って好タイムを記録するのでしょうか?
テスト最終日も興味深いですね。

今日は昨日行われたMotoGPクラスのセパンテスト2日目結果とテスト後に発表された各ライダーのコメントを紹介したいと思います。



MotoGPクラス 2020年 セパンオフィシャルテスト 2日目結果

※画像クリックで拡大します。


セパンテスト初日を終わり、各選手からコメントが発表されていますので紹介したいと思います。
以下、MotoGP公式HPより

ファビオ・クアルタラロのコメント(セパンテスト2日目 1番手)

「本当にポジティブです。
ファクトリーチームが昨年から何度もテストを実施していたことを知っていますが、私たちは僅かな周回数をラップした後で、沢山の変更に取り組んだからチームの仕事に満足しています。

72ラップは結構な周回数ですが、バイクの上で良い感じがあったことがとても嬉しいです。
ニューバイクを1日で改良することは難しいので、明日はもう一歩前進したいです。
中古タイヤを履いて、1分59秒台のペースで走れたから本当に良かったです。

まだ100%の快適さがないので、もう少しペースを良くする必要があります。
ニューバイクには、ポジティブな所と少し苦労するところがありますが、現時点でポジティブなことが見つかりました。
明日はセッティングを変更してみます。
さらにポジティブなことを見つけたいです。」



マーベリック・ビニャーレスのコメント(セパンテスト2日目 6番手)

「すごく良かったです。
バイクはかなり良い感じで、リズムは非常に戦闘的です。
セッション最後には非常に重要な幾つかのことが良くなりました。
幾つか沢山のことを理解し、カタールに向けて日々準備が整っています。

リズムが午前中から大きく改善されました。
前にも言ったようにスタートから序盤の数ラップ、ブレーキングでのプッシュ、フィーリングがとてもポジティブです。
トップスピードが改善され、他のメーカーと同じレベルにあります。



フランコ・モルビデリのコメント(セパンテスト2日目 5番手)

「今日の仕事が嬉しいです。
初日よりラップタイムが良くなりました。
今年再確認したかったことがあり、昨年試したことを続けて試してみました。
明日はタイムアタックに挑戦します。
天候次第で午前中に試すかもしれません。

明日は天気予報では雨なので、まずは幾つかの仕事に取り組んでから、タイムアタックをします。

その後に新しいことを幾つか試します。
試したい幾つかのアイデアがありますから。」





マルク・マルケスのコメント(セパンテスト2日目 9番手)

「肩が初日よりも良いと感じたので、とても嬉しいです。
不運にも転びましたが、低速だったので大丈夫です。
この転倒で100%の集中力が必要だと思い出させてくれました。
この体調でミスを犯すことはできません。

転倒で終わりましたが今日の目標は45ラップだったので、望んでいたことに支障はありません。
明日は新しいタイヤを理解するために、周回を重ねます。」



アレックス・マルケスのコメント(セパンテスト2日目 17番手)

「今日も満足感を得て、セッションを終えることができました。
特に中古タイヤですごく良い仕事ができました。
タイヤを理解して適応することが一番の目標でした。
午前中にタイムアタックをしたのですが、ベストな走りではなかったです。

今日最も重要なことは、ロングランを実行したことです。
グッドなペースで走れ、フィジカル面の確認と必要な仕事を見極めることに役立ちました。
私たちが進めている仕事に満足です。」



中上 貴晶選手のコメント(セパンテスト2日目 22番手)

2日目は初日より少し走ることができ、肩の状況も昨日より少しは良くなりましたが、まだまだ力が入りません。
ブレーキングは問題ないのですがポジション的に厳しい動きがあるので、まだまだ思い通りにバイクを振り回せてない状況です。

テストパーツが幾つかありますが、ほんの少ししか試せず、ペースも速くないのでバイクに慣れるように走りました。
明日の最終日をちゃんと終えれるように、今日もしっかりケアして少しでも前進できるようにしたいです。」



ダニロ・ペトルッチのコメント(セパンテスト2日目 13番手)

「順位には全く満足できませんが、初日より良いステップを果たすことができたことが嬉しいです。
フェアリングを含めて幾つかのコンポーネントを試すことができ、沢山の周回を重ねました。

中古タイヤでのフィーリングが嬉しいです。
明日はセットアップの改善に集中し、タイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すためにタイヤを理解する仕事をします。」





ヨハン・ザルコのコメント(セパンテスト2日目 19番手)

もう少し速く走れることを期待していました。
沢山のことを学び、沢山の周回を重ねました。
久しぶりの走行だったので冷静になることを自分に言い聞かせ、1日の最後には自分のミスとドカティの走らせ方に関して非常に重要な一歩を果たすことができました。

最高なポテンシャルが幾つかあり、それらを少しずつ理解して行きます。
良いフィーリングがあるので、私は笑顔でいられます。
2019年型のマシンはオフィシャルバイクなので、何も問題はありません。

残り2日間の仕事の計画は、リラックスしてバイクを理解することです。
良い仕事をすれば、1分59秒前半で走ることができます。



ジョアン・ミルのコメント(セパンテスト2日目 4番手)

「今日は幾つか異なることを試したので難しい1日になりましたが、これがテストです。
全てを試し、全てを理解することが非常に重要です。

全ての進み方がとても嬉しいです。
ニューシャーシのポジティブなことが幾つか見つかりましたが、さらに分析し、最善の手段を見つける必要があります。
良い周回がありましたが、まだ改善の余地があるので明日もう一度プッシュします。」



アレイシ・エスパルガロのコメント(セパンテスト2日目 11番手)

新型RS-GPは決定的に凄く良いです。
まだ走り始めたところなので、各分野を比較するのは難しいですが旋回が改善されました。

フロントブレーキを離すとバイクがすごく良く曲がり、同時にライディングポジションがすごく良くなりました。

旋回時の安定感以外にも、全体的な安定感とスムーズさは信じられません。
6年前に走らせたヤマハ車(フォワード・ヤマハ)を思い出します。

あのバイクはキャリアでのベストバイクだったので、これは大変良いことです。
まだ始まったばかりですが、すごく良い感じです。

新しいエンジンキャラクターのおかげで、走らせることが遥かに簡単ですね。
最高の電子制御を積んでますが、まだ加速が足りません。
このバイクは大きなポテンシャルを秘めており、全体的に満足しています。

エンジンが、まだ若いので最初のレースシミュレーションを実行する前に周回を重ねる必要がありますが、初日は何も問題なかったです。

非常に良く機能しており、今は高回転域を追求しているところです。
1日を通じて、だいぶ良くなりましたが、バイクはまだ初期の段階なのでロングランができません。

1ラップでは、それほど速くなかったですが上位陣に接近しています。
20ラップを周回した中古タイヤでのペースも本当に良かったです。
1分59秒台のペースで走れたことは、本当に良かったです。」


とのコメントが発表されています。
何気にペドロサがKTM勢で最速タイムを記録し、総合3番手タイムを記録しているので凄いですよね!




記事冒頭で紹介したとおり午前中の雨が降る前に、ロレンソが現役ライダーの間に入って好タイムを記録してくれる事を期待してしまいます。

また、アレイシのコメントを見ると新型RS-GPは本当に良さそうですね!
「新型バイクになって開幕まで時間も少ないんだから、さっさとイアンノーネをクビにして代役ライダーを決めて開発を進めていけばいいのに・・・」

なんて血も涙もない事を思ってしまいます。
アレイシには是非とも今シーズン中に表彰台に登って欲しいです!!

3日間に渡り行われたセパンオフィシャルテストですが、本日が最終日となります。
絶好調のクアルタラロが最終日も最速タイムを記録し、気持ちよくセパンテストを終えるのでしょうか!?
最終日のリザルトにも期待したいと思います!



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コメント

  1. 乗り難いけど速いホンダの様なマシン作りを諦めスムースなコーナリングマシンに為った今期アプリリア
    アレイシは6年前のヤマハ機だけじゃなくその後スズキにも乗ってるからその比較も知りたいが
    最新マシンが何年か前のマシンに劣るところがあるとは言えないよね

    KTMが速いというよりペドロサが速いんだよなぁ、ポルも頑張ってるけど

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    1. コメントありがとうございます!
      まぁアレイシは見違えるように乗りやすくなったってことを言いたかったんでしょうね。
      結果がついてくると良いんですけどねぇ~・・・
      ペドロサ頑張ってますよね!
      ロレンソに触発されて今季1回くらいワイルドカード参戦すればいいのになぁ。

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  2. 今週、G+でロレンソ特集・マルケス特集・ストーナー特集・ロッシ特集や座談会がありますよね。楽しみ!

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    1. そうでしたぁ~!時間が空いたら放送スケジュールをまとめてみますね!!

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