イアンノーネのドーピング検査結果はどうなった? アプリリアは後任ライダーに誰を起用するか!?


2019年シーズンのMotoGP世界選手権 第18戦マレーシアGPの期間中に世界アンチドーピング機構がアンドレア・イアンノーネに薬物検査を行い、収集した尿サンプルから禁止リストに掲載されているアナボリックステロイド(筋肉増強剤)の陽性反応が出たため、昨年末の12月17日にFIM国際モーターサイクリズム連盟から暫定的資格停止の処分を受けているアンドレア・イアンノーネですが、2月に行われるセパンテストに参加できない可能性が強い為、アプリリア側も相当頭を悩ませているようです。

現在、イアンノーネはセパンで採取した2つ目の尿サンプルの分析を要求しており、Bサンプルの検査結果が解るのが1月7日の予定だったのですが、未だにサンプル結果の公表がされていないので、ヘタをすれば今日、明日にでもBサンプルの結果が公表される可能性があります。

アプリリアとしても検査の結果次第で、イアンノーネの後任ライダーを決めなければならない状況になるのですが、一体誰がイアンノーネの後任ライダーになるのでしょうか?
今日は改めて、イアンノーネのドーピング問題について取り上げたいと思います。


イタリアの大手バイクニュース配信サイト GP One によると、アプリリア側の意見として
「私達にとって、アンドレアが幾つかのレース参戦の機会を逃すよりも、テストのためにコースにいることが重要です。

マシン作りで何が間違っているのかを理解し、レースペースでより速いバイクを手に入れるためにアンドレアは本当に貴重な貢献をしてくれました。」

と掲載されています。

2月に行われるセパンテストでは、アプリリアの市販車マシン RSV4と同じ75度V4エンジンを使用していた従来型のRS-GPから、ホンダやドカティのように90度V4エンジンの完全新設計のエンジンを積みブランニューされるRS-GPが初投入される予定です。

イアンノーネのBサンプルの結果は まだ公表されていませんが、他のスポーツでもBサンプルの分析結果が覆されることは滅多に無いらしく、イアンノーネの資格停止処分が取り消される可能性は少ないと見ているメディアが大半のようです。

アプリリアとしては、アレイシ・エスパルガロとアンドレア・イアンノーネ両方のライダーがテストに参加してくれることが最重要事項なのですが、イアンノーネがセパンテストに参加できない可能性が強いので、現在 アプリリアはMotoGPクラス参戦経験のあるカレル・アブラハムと話し合いをしています。

しかし、アプリリアの選択としてはアブラハムを後任ライダーとして起用する案の他に、今シーズン SBKクラスにフル参戦が決まっている ロレンツォ・サヴァトーリの所属先であるTeam Pedercini Racingがメインスポンサーが決まっていない問題が浮上しているため、かつてSBKクラスでミルウォーキー アプリリアからフル参戦していたサヴァトーリを起用する案も出ているようです。

既に2020年シーズンの第1回オフィシャルテストも終わり、アプリリアは少ない選択肢の中から参戦体制を決めなければならないわけですが、2月に行われるセパンテストではアプリリアのテストライダーのブラッドリー・スミスがイアンノーネに変わり、新型RS-V4のシェイクダウンテストを行うようです。




個人的にアプリリアファンの私の意見としては、テストライダーのスミスかサヴァトーリに参戦して欲しい所です。

しかし、もしイアンノーネがもっと早くドーピング検査に引っかかっていたならば、ザルコがアプリリアのワークスライダーになっていたかもしれないのに・・・と未だに思ってしまいます。

本当に今日、明日にイアンノーネのBサンプルの結果が公表される可能性があります。
果たして、イアンノーネのドーピング使用の疑いは晴れるのでしょうか?

それともイアンノーネは資格停止処分になり、新たなワークスライダーが登場することになるのでしょうか!?

ファンの私にしてみれば、アブラハムが後任ライダーになる事は絶対に嫌です!

果たして、アプリリアとアプリリアファンを巻き込んだドーピング問題はどのような結末を迎えるのでしょうか!?





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コメント

  1. 待っていました!この話題!去年この件でカレル・アブラハムの名前が出た時に、
    私も含め多くの人が「何故?そこでアブラハムの名前が出るんだ!?(w;汗)」と、
    はぁ?とお茶を吹いた人、師走の空に「???」を連発させた人、その人選に疑問を
    感じた人が多かったと思います。アブラハムに恨みがあるわけじゃないのですが、
    GPやSBKを含め大型バイクに全く適正を示さず目立った活躍の無い彼のどこに、
    アプリリアは期待をしているんでしょうか?お金?と皮肉り勘繰られても仕方ないですよね。
    スミスやサバトーリ、ラバティ、メランドリに声かけたらいいじゃないですか?
    それも踏まえて思うのは(心配なのは)貶めたいんじゃなくてですねアプリリアレーシングは
    バイク作る以前に金の使い方、運営そのものがおかしくないか?って本当に心配になって
    きませんか?去年まで超夾角75度Vに拘っていたってCRT時代のままやりくりしてたんすよね?
    こだわりもアイデンティティですけど大概ですよね。SBKでRSV4があれだけ活躍してV4気筒に
    関してはドカティよりもアドバンテージがあったはずなので個人的には今のアプリリアは見ていて
    くやしいです。ジジさん獲られたのは本当に大きいですね。長文失礼しました。

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    1. 組長あけましておめでとうございます!今年もよろしくおねがいしますm(_ _)m
      イアンノーネの話題については、年末に「レインマスターのあの人」の件も取り上げて一度紹介したのですが、そろそろBサンプルの結果が出そうなので再度取り上げさせてもらいました。

      組長のおっしゃる通り、大型バイクに全く適応できなかったアブラハムを起用するのは本当に簡便です・・・
      いくら予算が少ないとは言え、アブラハムが仮に「アヴィンティアの時のように資金持ち込みでいいから乗せてくれ!」と言ってきても、天下のピアッジオグループなのですからソレだけは絶対に勘弁してほしいです。

      本当にアプリリアはジジさんがドカティに買収されてから正しい方向性が見えてないですよね・・・
      ヤマハ時代の古沢さんの様な存在だっただけに、本当にジジさんが抜けたのは痛手ですよね。
      ただ、昨年からアプリリア・レーシングのCEOに就任したマッシモ・リボラ氏については私は期待しています。

      彼の考え方や方向性は正しいと思います。

      ちなみに、組長のおっしゃるアプリリアのお金の使い方ですが、販売部門の末端まで考えがズレてる気がします・・・企業自体がそういう血統なのでしょうか・・・?

      2018年の12月にピアジオグループジャパンから、アプリリアのバイクに乗る私に一通のメールが来まして、そのメールには "アプリリア オフィシャルストア" を立ち上げたとの内容でした。

      メールにはリンクが貼られており( https://piaggiogroup-store.jp/aprilia )HPを訪れてみると、値段だけ超高級なグッズが売られていました・・・

      今1年ぶりにHPへ訪れたのですが、掲載商品がわずか13個・・・・
      わざわざ、アプリリアユーザーにメールまで送っておいて、1年経ってもグッズは増えていません・・・・

      ホント、アプリリアって良いバイクを作るときは素晴らしいバイクを作るのに、商売やお金の使い方がヘタだなぁ~と私も思います。

      アプリリアの名車 RSV4ですらあまり売れてなく、関東だと人口が多いのでそんなこと無いんでしょうが、サーキットに行っても他のRSV4の方と一緒になったことがないですからね・・・・

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  2. イアンノーネ検査結果はまだなのかな?
    まさかB検体が大型ケースに入ってレバノンに送られてしまったんじゃないか?

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    1. コメントありがとうございます。
      そろそろ結果が出る頃合いなんですけどねぇ・・・・

      多分楽器の箱に紛れ込んだんでしょうねぇ・・・(笑)

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