aprilia RS660が正式発表!さすが僕らのアプリリア!スーパーツインクラス最強レベルのスペックで登場!


11月5日~11月10日の日程で行われているミラノモーターサイクルショー(EICMA 2019)で遂にアプリリアがRS660を発表しました。
アプリリアのバイク好きの私としては、こんなにセクシーなバイクは見たことがありません。
思えば、昨年のEICMA 2018でアプリリアが並列2気筒エンジンを搭載したコンセプトモデルのRS660を発表した時から一目惚れしたわけですが、ようやく今回のEICMA2019で発表となりました。
11月6日現在では、RS660の詳細なスペックは公表されておらず乾燥重量が169kg、最高出力100馬力と電子制御機器をフル装備 という大まかなスペックしか公表されていませんが、今日はEICMA 2019で発表されたRS660について紹介したいと思います。



aprilia RS660 プロモーション動画







今回発表されたRS660のエンジンは、RSV4 1100に搭載されている 1078cc V4エンジンのフロントシリンダーバンクに基づいて設計されています。
心臓部となるエンジンは、ヤマハのMT-07のように270度クランク不等間隔で100馬力を発揮するパワフルなエンジンに仕上がっていますが、今回のEICMA 2019では、RS660のボア✕ストロークが公表されていません。
RSV4 1100のエンジンは、ボア✕ストロークが81 x 52.3mmとなっており、2気筒だと539ccになるのですが、660ccの排気量の場合、11.7mmストロークが増加した64mmのストローク量が必要となるので、名前通り660ccの排気量だった場合は、トルクフルな元気なエンジンになっているのではないかと予想します。



また、メインフレームはスイングアームピポッド部の無いピポッドレスとなっており、足回りには左右非対称のスイングアームを採用。
フロントフォークにはフルアジャスタブルの41mm KYB製フォークを採用、ブレーキにはブレンボ製の320mmディスクが採用されコーナーリングABSが搭載されています。


RS660は、電子制御においても最新のリッターバイクと同じ6軸IMUを搭載し、アプリリアがRS660を本気で作り込んでいることが搭載されている電子機器を見れば解ると思います。
RS660に標準で装備されているAPRCシステムには以下の通りです。


アプリリアRS660のAPRCシステム

ATC:アプリリア トラクションコントロール
AWC:アプリリア ウィリーコントロール
ACC:アプリリア クルーズコントロール
AQS:アプリリア クイックシフト ※ブリッパー機能付きクイックシフター
AEB:アプリリア エンジンブレーキ ※エンジンブレーキを調整可能
AEM:アプリリアエンジンマップ ※公道用に3つのライディングモード、サーキット用に2つのライディングモードを用意



また、RS660はフルカラーのTFT液晶メーターを採用し、アプリリア専用アプリを使用してスマートフォンに接続が可能となっています。





今回発表されたRS660には2パターンのカラーリングが用意されており、なんと1種類はレジアーニカラーなんですよねぇ!
まさか令和の時代にレジアーニカラーを再び採用してくるとは思いませんでした!
かくいう私も昔、レジアーニカラーのRS250に乗っていたので、ファンとしてはたまりません!!


当時乗っていた aprilia RS250 レジアーニ
2021年モデルはチェスターフィールドカラー、2022年はアプリリアライオンを車体に施してくれたら私は大喜びです。

ちなみに、2021年には兄弟モデルとなるネイキッドモデルのTuono 660も発売となる予定です。


2021年発売予定 aprilia Tuono 660


日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ヨーロッパではマン島TTやノースウエスト200などの公道レースをはじめ、クローズドコースでも行われているSTWクラス(スーパーツインクラス)のレースが盛んに行われています。

昨年、イギリスのバイクメーカーのNortonが、STWクラスを制する為にNorton Superlighを発表しました。


Norton Superligh

今までこのクラスは、カワサキのNinjya650のエンジンを搭載したカワサキ製のチューンバイクが長年支配しており、RS660は即座に第一線を戦えるマシンになれることは間違いありません!
Norton Superlighよりも安価で、Ninjya650のスペックを大幅に上回る事から、欧州で行われるSTWクラスは「RS660じゃないと勝てない!」という時代が来るかもしれませんね。




最後になりますが、気になるRS660の販売価格は現段階(2019年11月6日)では公表されていません。
しかし、海外のメディアによると £12,000(日本円で約168万円)近辺になるのではないかと言われています。

アプリリアファンとして正直なことを言わせてもらえば、もう少し安くして欲しい所です・・・
だって、国産の4気筒の600ccで一番高価なYZF-R6が買えちゃいますからね・・・

それに、重量はもう少し軽くならなかったのでしょうか・・・
徳島県のアプリリア正規代理店のインディーズさんがアプリリア SXV550をベースに作り上げたNuvelleVage 550hに憧れを持っているだけに、車重はもう少し抑えてほしかったです。


NuvelleVage 550h(ベースマシン:アプリリア SXV550)
排ガス規制のユーロ5に適合しつつ、乾燥重量169kgは凄いんですがあと数キロ軽ければ完璧な気がします。
マフラー交換で上手く行けば5~6kg・・・? 
私は、どうしても軽量化にこだわりたいので、ABSユニットが簡単に取り外せるようになっていれば良いのですが・・・
レース用カウルも国内じゃ販売される見込みが少ないので、ebayで海外から取り寄せなきゃ・・・
そうやって考えると、何気に出費が大きくなっちゃうんですよね・・・

なので、実際にアプリリアから発表されるであろう販売価格は、予想価格の £12,000よりも低いことを願います!

今後、アプリリアから正式にRS660の詳細なスペックが公開されるでしょうから、購入を考えている方は要チェックです!




アプリリア RS660 ギャラリー

















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コメント

  1. SV650のVツインエンジンを載せればいいのに

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    1. コメントありがとうございます。
      SV650のエンジンを積んだとしたら、車体が細くなって更に美しくなるかもしれませんね。
      ラムエアを効かせて、アプリリアの魔法のチューンでSV650の76馬力から何馬力上乗せできるか・・・?
      また、エンジン単体での重量がSV650の方が大きいかもしれませんね・・・
      もう少し軽ければ私の理想になるのですが・・・

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  2. アプリリアらしくないw乗りやすそうでフレンドリーな
    バイクを出してきましたね。試乗してみたいです。
    機能以外の話なんですが、カウルのデザインはどこかで
    みたバイクのミックスの様ななんというか・・
    カラーリングもなぜ今更そのカラーリングというか
    まぁ見た目は好みの問題なのでアレですけどちゃんと
    おもしろいデザイナーさん雇ってほしいなぁアプリリア

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    1. 組長コメントありがとうございます!
      大ヒットしたバイクのデザインを使いまわし、「RS」という名前を付けちゃったんで過去にヒットしたバイクのカラーリングを採用する。
      アプリリア版ネオレトロですね(笑)
      無縁単車墓地群さんでも紹介されてるMOTO6.5のような奇抜なモデルが最近出てませんよね。
      http://chaze.blog.fc2.com/blog-entry-1544.html

      ↑こういう事するのもアプリリアらしくて面白いんですけど(笑)

      削除
  3. 私の勘違いであれば申し訳ないのですが、マン島TTレースのlightweightクラスは、650cc以下の4ストローク2気筒のレギュレーションのため、RS660のエンジンでは排気量オーバーで出場できないのではと思います。今後レギュレーションが660ccまで拡大され、Ninja650やSV650が全く勝てなくなるようであれば、イタリア人はずるいと思います(笑)

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