バグナイアが初日総合トップ! ルーキー勢が初日で大暴れ!!MotoGP 第6戦 イタリアGP


5月31日~6月2日の日程で、MotoGP 第6戦 イタリアGPがムジェロ・サーキットで開催されています。
今週はマン島TTレースエルズベルグロデオ、ARRC、MotoGP世界選手権と非常に忙しい観戦スケジュールですね・・・
全てのレースをリアルタイムで観戦するのはキツいので、空いた時間でゆっくり見ようと思います。
さて、大会初日の昨日金曜日は、各クラスのフリープラクティス1と2が行われました。
moto3クラスの公式予選では、鈴木 竜生選手が総合1番手で初日を終えました!
また、MotoGPクラスでは何とフランセスコ・バグナイアが初日総合1番手を獲得し、2番手にはファビオ・クアルタラロが続き、ルーキー2名にとって素晴らしい初日となりました。
3番手には、今回のムジェロ戦と次戦のカタルニアの結果で、来季のファクトリー契約を更新するか決められる事になっているダニロ・ペトルッチが続いています。
簡単ではありますが、昨日行われた各クラスのフリープラクティスの結果と、MotoGPクラスの選手より発表されたコメント、本日以降のタイムスケジュールを紹介したいと思います。



MotoGP 第6戦 イタリアGP moto3クラスFP1・FP2リザルト

※画像クリックで拡大します。


MotoGP 第6戦 イタリアGP  moto2クラスFP1・FP2リザルト

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今回行われたFP2で、今年度より3気筒765ccエンジンに変更されたmoto2クラスのマシンが初めて300km/hの壁を破りました。



MotoGP 第6戦 イタリアGP  MotoGPクラスFP1・FP2リザルト

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初日のセッションを終え、MotoGPクラスの選手よりコメントが発表されていますので紹介したいと思います。
以下、MotoGP公式HPより

フランセスコ・バグナイアのコメント(初日総合トップ)

「ヘレスとルマンは非常に難しいレースになったので、とても嬉しいです。
セッションでは速かったのですが完走できず、周回を重ねることが必要でした。
午前中は中古タイヤで速く走れ、僕たちの仕事内容が嬉しいです。
タイムアタックはとても速く走れ、ポジティブです。

ミディアムタイヤを履き、強いペースで走れたので嬉しいです。
好きなセッティングが見つかったので、この調子を維持しなければいけません。
明日は誰もが さらに速くなるでしょうが、楽しみです。

Q2に直接進出することが非常に重要です。
Q2入りを確実にするために、明日の午前中にもう一度タイムアタックをします。
ファンのエネルギーが、僕たちを物凄くプッシュしてくれます。
ヘレスでの予選10番手を上回るリザルトを獲得できるように頑張ります。」



ファビオ・クアルタラロのコメント(初日総合2番手)

「トラックをバイクの上で楽しんでいます。
ブレーキングで良い感じがあり、バイクの旋回もすごく良いので、最大限に活かしています。
可能な限り速く走れるようにベストを尽くします。

このトラックで楽しく走れているのは、今回が初めてです。
データを検証する必要がありますが、沢山のライダーたちのタイムが接近しているので、1列目を獲得するのは非常に難しくなるでしょう。
明日はレースに向けたタイヤ選択の仕事を続け、良い予選になるように頑張ります。」



ポル・エスパルガロのコメント(初日総合4番手)

「ムジェロは特別な場所です。
速く走ることが本当に難しく、ドカティ勢は完璧なセットアップが整っているので、僕たちのポジションが最高に嬉しいです。
彼らは常に速いです。
彼らの一人でも前に位置できたことは本当に興味深いです。

まだ幾つかの問題があるので改善が必要ですが、ルマンの後で少し飛んでいるような気分です。
ここまでと同じようにプッシュしているのですが、僕たちの結果はすごく良く、最高に快適な状況です。

カーボン製のスイングアームが大きく役に立ったのは確かではありません。
高速セクションでバイクが少し神経質になるので、改善しなければいけません。
数戦前まではトップ10に入ることができなかったけど、ルマンから本当に良い気分です。

ルマンと同じパッケージですが、このトラックはスピードが重要なので新しいエンジンを使用しています。
ルマンと全く同じバイクで、最高のモノを引き出すことに挑んでいます。」



マルク・マルケスのコメント(初日総合6番手)

「今日はレースに向け、タイヤの仕事だけに集中して取り組みました。
まだ少し風邪気味なのでバイクも100%ではありませんが、明日全力で行けるように今夜はしっかり休みます。

僕たちは、それほど離されていません。
明日も引き続きプッシュするのみです。
金曜なので新品タイヤを使用しなかったのですが、良い感じです。」



アレックス・リンスのコメント(初日総合7番手)

「今日は良かったです。
暫定ですが、Q2に進出できます。
幾つかのタイヤを試し、フロントのハード、ミディアムの2つが気に入りました。
ルマンから何も異なることはしてませんが、すごく良い感じがあり、ラップタイムが良いです。

ファーストラップはエキサイティングでした。
あのラップはドヴィジオーゾの後ろで走り、時速350km/hを記録しました。
昨年と比較するとトップスピードが良くなり、コーナリングも良くなっています。



アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント(初日総合11番手)

「全体的に悪くないです。
まだバイクに良いフィーリングが見つかっていませんが、ペースに関しては非常に高い戦闘力があります。
FP2でメリットとデメリットがある大きく違った2タイプのセッティングを比較検証しました。
これから最善の妥協点を見つけるために全ての情報を確認しなければいけません。

予想通り、上位を争えるライダーたちが多いですね。
僕たちの長所がそれほど際立っていませんが、まだ始まったばかりです。
普段通りに仕事を進めれば、予選と決勝レースで上位に進出できるはずです。


バレンティーノ・ロッシのコメント(初日総合18番手)

「難しい1日でした。
戦闘的になることを期待していましたが、午前から速くなかったです。
良い感じがありません。
ポジションが非常に悪いので改善しなければいけません。

午後はハードタイヤを試しましたが、ペースは良くありませんでした。
他のヤマハ勢は大変速いので、トップスピードに加え、他の分野の改善も必要です。



とのコメントが発表されています。
個人的に気になったのは、FP2でロッシのYZR-M1がポル・エスパルガロのRC16にストレートであっさりブチ抜かれたのでロッシの仕上がり具合が心配でたまりません。

各選手のコメントによると、ポルは新しいエンジン(新型ではない)を使っているとは言え、ロッシ自身もコメントしているように明らかにトップスピードが遅かったです。



ですが、ロッシがポルに抜かれたFP2でヤマハのサテライトチームのクアルタラロが総合2番手タイムを記録しています。
クアルタラロは「ブレーキングで良い感じがあり、バイクの旋回もすごく良いので、最大限に活かしています。」とコメントしています。

なので、YZR-M1はそういう走り方をすれば1周のタイムはそれなりに出るのでしょうが、ストレートで抜けるほうが楽に越したことがないので、決勝レースではヤマハ勢は苦戦しそうな気がします。
果たして、私の悪い予感が的中してしまうのでしょうか!?
それとも、天才ロッシは2日目からマシンを仕上げてくるのでしょうか!?
今日の公式予選も見逃せませんね!!


最後になりますが本日以降のMotoGP 第6戦 イタリアGPのタイムスケジュールは以下の通りです。



MotoGP 第6戦 イタリアGP タイムスケジュール


6月1日(
16:00~16:40 moto3クラス FP3
16:55~17:40 motoGPクラス FP3
17:55~18:35 moto2クラス FP3
19:35~19:50 moto3クラス Q1
20:00~20:15 moto3クラス Q2
20:30~21:00 motoGPクラス FP4
21:10~21:25 motoGPクラス Q1
21:35~21:50 motoGPクラス Q2
22:05~22:20 moto2クラス Q1
22:30~22:45 moto2クラス Q2

6月2日(
15:40~16:00 moto3クラス WUP
16:10~16:30 moto2クラス WUP
16:40~17:00 motoGPクラス WUP
18:00~ moto3クラス 決勝
19:20~ moto2クラス 決勝
21:00~ motoGPクラス 決勝



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コメント

  1. KTMの首脳陣はヤマハなんか眼中に無いと思ってそう

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    1. コメントありがとうございます!
      (笑)確かに、もうヤマハは超えたと思ってそうですねwww

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