レディング 談 ドニントンで今年初勝利を挙げたい!BSB 第3戦 ドニントンパーク ナショナルROUNDについて!


本日5月24日~26日の日程でBSB(ブリティッシュ・スーパーバイク選手権)第3戦 ドニントンパーク ナショナルROUNDが開催されます。
今シーズンのBSBは、ドニントンパークでの開催を第3戦とショーダウンの第11戦に予定していますが第3戦をナショナルコースで開催、第11戦をGPコースで開催します。
ちなみに、BSBでナショナルコースレイアウトで開催するのは今回が初めてです。
また、今回の第3戦 ドニントンパーク ナショナルROUNDでは、スーパーバイククラスはトリプルヘッダーとなっています。
ドニントンパーク ナショナルは、パニガーレV4Rにとって有利に働きそうなコースレイアウトとなっているので、個人的にスコット・レディングの走りに期待しています。
レディング自身のコメントによると、事前にストリートバイクでコースを走って練習したそうです!
今日は、本日より行われるBSB 第3戦 ドニントンパーク ナショナルROUNDのコース紹介、選手のコメント、タイムスケジュールついて紹介したいと思います。



ドニントンパーク ナショナル コース紹介

ドニントンパークは、2つ難易度の高いセクションが繰り返す作りになっています。
前半セクションは高速でスムーズな作り、後半のセクションは急激なブレーキングセクションとなっており、ストップ&ゴーの作りで、高速コーナーと低速コーナーの複合コースとなっています。

さらにカギを握るのは、開催日によって気温が低く、ブレーキやタイヤが適正な作動温度に達するのが難しいコースとも言えます。
2015年のレース1・レース2共に、路面温度が21℃しかなく、雨が振ってないにも関わらず気温は14℃を超すことがありませんでした。

スチールディスクを装着しているBSBの車両ですが、ドニントンパークでの平均減速度は、カーボンディスクを使用するMotoGP全18戦中の17戦を上回っています。

近年のハイパワー化で市販ベースと言えど300km/hを越してくる事に加え、コーナーリング性能の高いMotoGPマシンよりも減速度が増し、ブレーキングがより一層カギを握ってきます。

最も難易度が高いのはターン9の始まりの部分で、転倒が多く見られます。
BSBの車両はここに270km/h以上でアプローチし、183mのブレーキングセクションの終わりで105km/hにまで速度を落とし、1.5Gの重力に耐えながら減速します。
よって、9コーナーは勝負所になってくるでしょう。
他にはターン1もパッシングポイントとなっており、BSB車両は250km/h以上から95km/hまで減速します。



今回の第3戦では、ナショナルコースレイアウトで開催されるので、クジラのようなコースレイアウトのGPレイアウトの "口の部分" が無いコースレイアウトになります。


ドニントンパーク ナショナルコース
全長:3.186km
コーナー数:10(左4 右6)
BSBラップレコード:ナショナルコースレイアウトでの開催は初めてなので記録なし



BSBに参戦しているキース・ファーマーとタラン・マッケンジー、トミー・ブライドウェル、スコット・レディングからコメントが出ているので紹介したいと思います。


キース・ファーマーのコメント

「今年、2014年以来となるスーパーバイク クラスに復帰し、フルモデルチェンジしたS1000RRで参戦するにあたり、バイクを理解する事が全てになることが解っていました。
私はスーパーバイクで自分自身を最大限に引き出すことを学んできました。
私達に許されたテスト時間は限られていましたが、これまでのところポジティブでした。
第2戦のオールトンパークで2レースともトップ10に入りができ、最速ラップを記録したので嬉しい驚きとなりました。

私はスーパーバイクスタイルに慣れてきたので、今週末は再びトップテン入りを目指します。
ナショナルコースレイアウトは、通常より短いコースレイアウトとなりますが、それほど大した違いは無いと思うので楽しみです。
我々の目的は、マシンを改善するために働き続けることです。
私はスーパーバイククラスに戻り、BMWのマシンがトップ10に入っていることを嬉しく思います。
地に足を付け、あまり期待しすぎず、できる限り最善を尽くします。」


タラン・マッケンジーのコメント

「私は週末の準備ができています。
シルバーストーンはシーズンをスタートするのに完璧に近い週末でした。
しかし、オールトンパークでは困難となりましたが、我々は週末を通して良くなっていきました。
ここから再び勝利と表彰台のために戦いたいです。
私が最後にナショナルコースレイアウトでレースをしたのは、2010年に125ccのクラブレースです。
今週末はスーパーバイククラスで走ることになりますが、125ccのマシンとは全く違った感じになるでしょう。
このコースはエキサイティングなレースになるはずですし、ヤマハにも合うレイアウトだと思うので、良い週末を過ごすことができるでしょう。

私は3つの決勝レースが待ち遠しいです。
トリプルヘッダーの方がずっとエキサイティングです。
上手く行けば、我々にとって良いラウンドになると思います。


トミー・ブライドウェルのコメント

「開幕戦のシルバーストーンは過去のレースで少し苦労していたので、良い結果となりました。
第2戦のオールトンパークでは、開幕戦に続き素晴らしい結果でした。

シルバーストーンでのレースは多忙でしたが、オールトンパークはそうではありませんでした。
ここまでの2戦で非常に良いスタートを切っていますが、プッシュし続ける必要があります。
パニガーレV4Rには、本当に満足できる良い基本設定を持っています。 

ナショナルコースのレイアウトは私にとって有利に働くと思います。
GPコースレイアウトで行われた過去のレースで私は、いつもイセス(9コーナー)とメルボルンヘアピン(10コーナー)でタイムロスしていました。
今持っている知識とバイクの特性がから、私たちにとって良い週末になるでしょう。

私はもっと多くのレースで勝つ必要があります。
目標は単純で、我々は勝利のためにドニントンパークに行きます。
スコットとジョシュも速いと思いますが、今週末がトリプルヘッダーであることを嬉しく思います。
私は戦う準備ができています。」


スコット・レディングのコメント

「オールトンパークでのレースは楽しめましたが、ドニントンパークは私にピッタリ合うはずのサーキットです。 
トリプルヘッダーで開催されるのでポイントを獲得し、チャンピオンシップで上位に進出するためポイントリーダーとのギャップを埋めるチャンスだと思います。

ドニントンパークでは素晴らしい思い出があるので、本当に楽しみにしています。
2008年にレースで勝利し、2009年には表彰台を獲得したので良い週末になる事を楽しみにしています。
私は先日ストリートバイクでトラックを走りましたが、このトラックは2009年とはかなり違って見えました。

トラックはすごく楽しかったし、コースへ出て何ができるか待ちきれません。
ドニントンパークで今年最初の優勝を目指したいです。
それが私の目標です。
勝利が現実的なので、達成できるように努力します。」



とのコメントです。
ブライドウェルにしてみれば、GPコースレイアウトで苦手だったセクションがナショナル コースレイアウトで開催されることにより、苦手なセクションが無くなったのでラッキーですね。

第2戦のオールトンパークでは、ダブルウィンを遂げたジョシュ・ブルックスにしっかり着いていき、マッチレースを繰り広げていたので今回のドニントンパーク ナショナルROUNDでもブライドウェルは上位に食い込んで来ることは間違いないでしょう!

レディングは今だ未勝利ですが、元MotoGPライダーという事でプレッシャーもあるでしょうから、早く勝ちたいでしょうねぇ・・・
まさか、事前に市販バイクでコースを走って予習しているとは思いませんでした!
良い結果が残せるように期待したいと思います!

最後に、本日より行われるBSB 第3戦 ドニントンパーク ナショナルROUNDのタイムスケジュールは以下の通りです。

BSB 第3戦 ドニントンパーク ナショナルROUND タイムスケジュール


(スーパーバイククラスのみ 掲載)

5月24日(
18:30~19:30 FP1
23:20~24:05 FP2

5月25日(
17:40~18:20 FP3
19:45~20:03 Q1
20:10~20:22 Q2
20:29~20:37 Q3
24:15~     決勝レース1 26周回

5月26日(
17:15~17:35 WUP
21:30~     決勝レース2 26周
24:30~     決勝レース3 18周



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