MotoGPクラス セパンテスト 2日目結果! ビニャーレスがレコードを上回りトップタイム!ヤマハは今季復活となるか!?


2月6日から2月8日までの3日間の日程でMotoGPクラスでは、セパン・インターナショナル・サーキットでオフィシャルテストが行われています。
MotoGPは3月8日からレースウイークが始まる予定となっており、今シーズンを戦う上で非常に重要なテストとなっています。
初日は左肩脱臼の手術を受けたマルク・マルケスが体調が万全では無い中トップタイムを記録しました。
2日目はヤマハのマーベリック・ビニャーレスが見事トップタイムを記録し、2015年にダニ・ペドロサが記録したレコードタイムを上回りました。
2番手には、昨日の記事で好調と書いたスズキのアレックス・リンスが入っており、今期のGSX-RRの戦闘力が高い事が伺えます。
今日は、昨日行われたMotoGPクラスのセパンテスト 2日目のリザルトと、各ライダーのコメントを紹介したいと思います。


MotoGPクラス セパンテスト 2日目結果

※画像クリックで拡大します。

テスト2日目を終えた各選手より以下のコメントが発表されています。


マーベリック・ビニャーレスのコメント

「こんなに良いタイムが出るなんて思ってもいませんでした。
これまでソフトタイヤを履かずに、レースコンディションの仕事に集中していました。
僕たちは一歩前進を果たし、すごく良い感じです。

異なるエンジンブレーキと電子制御を試し、バイクを止めることに役立ちました。
まだ100%ではありませんが、良くなっています。
方向性を少し失っていましたが、今はコーナーの進入が良くなっています。

エンジンと電子制御が大きく改良さて、これからは細かいところの改善が必要ですが、ヤマハがこの冬の間に取り組んだ仕事に満足しています。
プッシュができ、自分の走り方ができるようになりました。
減速がもう少しスムーズになれば、さらに良くなります。」


バレンティーノ・ロッシのコメント

「改良に向けた幾つかのアイテムがあったから仕事を継続しましたが、それほど悪くなかったですね。
パフォーマンスが良くなり、僕たちは良い仕事をしたと思います。
終盤のペースは強く走れましたが、全員が非常に速いです。

バイクに良い感じがありラスト10分に向けて、タイヤを1本温存していたのですが、そのタイヤが悪かったです。
それでも、マーベリックのタイムには届かなかったと思います。
彼のタイムが良かったことはポジティブです。

非常に暑かったので、ロングランを実行しませんでした。
タイヤの消耗は少し良くなったようですが、まだ仕事と周回が必要です。
シミュレーションを実行するには、路面温度が30度程に低下しなければいけません。
明日、シミュレーションを実行するか解かりません。
もし、それをしてしまうと、他のことをするための体力がなくなってしまうんです。


アレックス・リンスのコメント

「僕たちは11月に走ったときと比較して良くなりました。
1秒速くなったとは言いませんが、重要なコンマ数秒を稼ぎ、20~25ラップを周回したタイヤでのペースは信じられないほど速くなりました。

今日は、新しいフェアリングを試しました。
フロントに荷重を与えてくれウィリーが減り、フロントタイヤの接地時間が長くなったから、僕たちはストレートで一番速く走れました。
その上、コーナーに素早く進入するための自信を与えてくれるます。

明日は新しいシャーシを試します。
現行型の改良で、もう少し速く走れることを期待していますが、大きな変更を試す必要はないと思っています。
少しの調整だけで、情報と一貫性を与えてくれるでしょう。」



アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント

「今日はポジティブな1日となりました。
興味深い沢山の情報を収集することができ、テストの進め方がとても嬉しいです。
チームとして仕事ができ、良い方向に向かって仕事をしています。
戦略を共有することに問題はありません。

ダニロと一緒に消耗した中古タイヤで短いロングランを2回実行しました。
1人で走るより、より本番に近い状況でシミュレーションを行いました。
彼にとっても、僕にとっても重要でした。

今日は昨年少し苦戦した幾つかの分野に集中し、好結果を得ることができました。
明日も試すことが残っています。
僕たちの進化は止まりません。
新たな改良を追求し続けます。」



マルク・マルケスのコメント

「テスト2日目は1日目と同じくらい走り、ホンダにとって最も重要な幾つかの新しいことを試しました。
良いスタートでしたが肩の状態が悪くなり始め、明日のことを考えてストップしました。

思うように正確な走りができません。
僕はブレーキングが遅く、強いのですが、それができません。
いつものブレーキングポイントより早く、スイートにかけなければいけません。
バイクに関しては主にコーナーの出口に関して集中したのですが、このトラックはグリップが時々変ってしまうのです。」


ジャック・ミラーのコメント

「僕たちは懸命にセットアップの仕事に取組み、沢山の解決策を試しました。
バイクのフィーリングはすごく良いです。
中古タイヤを履いて、1分59秒台で走ることができました。
転倒したのは恥ずかしいですね。
9コーナーで2日間連続です。
明日はこの悪い流れを止めなければいけません。」


アレイシ・エスパルガロのコメント

「今回もかつてないほどに準備が整っていると感じています。
2019年型のバイクで初日は非常に沢山の距離を走り込み、バイクは昨年よりも良いです。
自分が作り出した2017年型よりも優れている印象を受けました。
昨年型と比べると、まるで兄貴分のようなバイクです。

初日はトップ10に入れなかったから、ハッピーという言葉は相応しくありません。
まだ十分ではないと感じています。
さらに追及しなければいけませんが、2019年型は全てが向上しており、そのことは明白です。
軽くて、スリムで、ブレーキングは大きく改良され、素晴らしい安定感があります。
我々に不足しているのはパワーと電子制御です。」



とのコメントが発表されています。
いよいよ、本日のテストが最終日となります。
テスト2日目の残り5分で最速ラップを記録するライダーが多かったので、最終日という事もあり、数名のライダーが終盤にタイムアタックをしてくるはずです。
2日目に見事トップタイムを記録したビニャーレスが最終日にも上位に名を残せるのか?、ここまで好調のリンスが最終日も好リザルトを残せるのか?など見どころが非常に多いテスト最終日となりそうです。
確実に今季のGSX-RRは他メーカーと十分に肩を並べれるレベルにあると見て間違いなさそうです。
スズキとヤマハがドカティやホンダと同レベルで開幕を迎えるとなると、今シーズンのチャンピオンシップは本当に解らなくなってきそうです。
セパンテスト最終日のリザルトは本当に目が離せません!



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