今週末開催のMotoGP 最終戦スペインGPは見どころ満載!オフィシャルテストは20日から!


11月16日(金)~11月18(日)の日程で、2018年シーズンの最終戦となるMotoG 第19戦 がスペインのバレンシアサーキットで行われます。

18日の決勝レースが終わり、1日開けた20日~21日の日程でMotoGPクラスは2019年シーズンの第1回目となるオフィシャルテストがバレンシアサーキットで行われますので、そちらも目が離せません!!

最終戦という事で話題が多く、金曜日のプレスカンファレンスの前に今シーズンで現役を引退するダニ・ペドロサの引退セレモニーが日本時間の23時55分からMotoGP公式ページの生中継配信される予定になっています。

また、ドカティのテストライダーのケーシー・ストーナーは、2016年からドカティと続いた協力関係が契約満期となり、今季末をもってドカティを去ります。

MotoEワールドカップでは、今期のWSBKにミルウォーキー・アプリリアから参戦していたロレンソ・サバトーリが2019年に参戦することが発表されました。

何かと話題の多い最終戦ですが、舞台となるバレンシアサーキットの紹介と、各選手のコメント、タイムスケジュールなどを紹介したいと思います。




バレンシア・サーキット コース紹介

Motogp最終戦の舞台となるバレンシアサーキットですが、バレンシア州政府が州都バレンシア市郊外のチェステに建設したサーキットで、シルクイート・デ・ラ・コムニタ・バレンシアーナ・リカルド・トルモは、1999年9月19日のオープニングイベントとしてMotoGP世界選手権を開催すると、2002年からは最終戦を開催しています。

チャンピオンシップで唯一のスタジアムスタイルのサーキットであり、876メートルのストレート、5つの右コーナー、8つの左コーナーを観戦できるスタンドには、毎年20万人を超えるファンが集まります。



サーキットの名称は、1998年に白血病により他界した地元の英雄、1978年と1981年に50ccクラスでチャンピオンに輝いたリカルド・トルモ選手の栄誉を称え、彼の名にちなんで付けられています。

2016年9月に、バレンシア州政府とドルナスポーツとの間で、2017年から5年間の契約延長に関して合意し、2021年までの開催が決定しています。




コース全長:4.0km
コーナー数:14(左9 右5)
コース幅:12m
最大直線距離:876m

パッシングポイントは、ストレートからの1コーナーへの進入、2コーナーの長い左コーナー、短いストレートからの6コーナー、最終コーナーとなる14コーナーです。



最終戦を前に、各選手からコメントが出ていますので紹介したいと思います。



マルク・マルケスのコメント
「数日前にセルベラで家族、チーム、ファンクラブと一緒にタイトル獲得を祝いました。
バレンシアで全てのファンと一緒に7度目のタイトル獲得を祝いたいです。
当然、タイトル争いをした昨年のような重圧はありませんが、1年を上手く締め括りたいので、僕たちのメンタリティーは全く同じです。
チーム部門のタイトル獲得まで、あと一歩です。
僕たちとホンダにとって重要なトリプルクラウンを達成するために最善を尽くします。
達成できればシーズンを締め括るには最高の形となるでしょう。
今の流れを変えたくありません。
いつものように週末に集中して、優勝に向けて挑みます。」




ダニ・ペドロサのコメント
「バレンシアは非常に特別なレースです。
私の最後のグランプリとなり、いつもとは感じが違います。
家族と友人たちと一緒に過ごすことになるので、忙しい週末になるでしょう。
バイクに乗るときには、全てを走らせることに集中させます。
ここのトラックが好きで、開催地の中でお気に入りの1つです。
ベストリザルトの獲得に向けて頑張ります。」




カル・クラッチローのコメント
「最終戦に復帰できることを考えていたのですが、不運にもそうなりません。
この6週間足首に体重をかけるころができず、今週に入ってから2月のテストから復帰を考え始めました。
今季はチームとHRCにとって、素晴らしいシーズンとなりました。
2019年と2020年がさらにメモリアルなシーズンになることを期待しています。
チームとグリッドに並ぶみんなにとって、今週末の幸運を願います。
最高のモータースポーツチャンピオンシップが観られることを期待しています。」

※負傷したクラッチローの代役はステファン・ブラドルと発表されています。





バレンティーノ・ロッシのコメント
「僕たちにとって重要な週末になるでしょう。
通常あまり速くないサーキットですが、ここ数戦で僕たちは改良できました。
マレーシアでは週末を通じて非常にバイクが速かったです。
残念ながら、レースを上手く終わらせることができませんでしたが、幾つかポジティブなことがあありました。
バレンシアでベストを尽くします。
ポジティブなリザルトでシーズンを終わらせたいですからね。
その後には、バレンシアとヘレスでテストを実施する予定です。」




マーベリック・ビニャーレスのコメント
「3連戦の後に自宅で過ごす時間があり、非常に要求が厳しかった連戦だったので、少し休息を取ってリラックスできました。
ここ数か月間で僕たちは懸命に働き、バイクは戦闘力があります。
サーキット・リカルド・トルモは大好きなトラックです。
レイアウトは僕のライディングスタイルに良く合います。
昨年はあまり良くないレースでしたが、今年はシーズンが終る前にもう1勝したいと思っているので、全力を尽くします。
目標はポイントランキング総合3位を獲得することです。
非常に厳しかったシーズンの後で総合3位で終われることは、僕たちにとっては、ちょっとした成功です。」



ヨハン・ザルコのコメント
「マレーシアで表彰台を獲得し、もう一度素晴らしいリザルトを獲得することを念頭に置いてバレンシアに行きます。
目標はインディペンデントチームライダーで1番になることです。
もしかしたら、もう少し上を目指すかもしれません。

もし、アレックス・リンスとダニロ・ペトルッチの前でフィニッシュすれば、最終的なランキングでトップ5入りができます。
これは最適な目的ですが、トラックに対して自信を掴むため好天候になることを願います。
海外の連戦で幾つか良いことが見つかったので、バイクは良く機能すると思うし、素晴らしい週末にできる自信があります。」





アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「セパンの6位で総合2位を確保することができました。
これは重要な結果です。
バレンシアは昨年苦戦したトラックなので、今年は速く走りたいです。
このレースは来年さらに戦闘力を高めるために、改良すべきところを理解する目的で重要なテストとなるでしょう。」




ホルヘ・ロレンソのコメント
「シーズンのラストレースです。
僕は体調が完全ではありませんが、良いリザルトでドカティでのステージを締め括りたいです。
手首の状態を正確に把握するのは難しいですが、セパンの時よりも良いことは確かです。
金曜に走って、痛みを確認します。
この2年間で沢山のことが起こりましたが、良い感じで終わりたいです。」




アンドレア・イアンノーネのコメント
「バレンシアは素晴らしいトラックです。
僕たちにとって最高のレースになるかもしれません。
昨年は1列目を獲得し、僕もアレックスも良いレースでした。
僕たちのバイクは2017年から大きく良くなったので、ポジティブな週末を期待できます。

僕たちは本当に良い状態です。
バイクに良い感じがあり、マレーシアでも表彰台を争える手応えがありました。
全力を尽くし、常にトップに接近したいと思います。
良いリザルトを目標にして、良い別れにしたいです。」




アレックス・リンスのコメント
「表彰台獲得と改良されたパフォーマンスが理由で、情熱を持ってバレンシアに乗り込めます。
僕たちの目標は非常に明白で、表彰台の最上段を目指します。
僕たちは優勝する準備が整っていることを証明しました。
バイクは改良され、僕のライディングも良くなっています。

僕たちは良い仕事をして、ベストを尽くさなければいけません。
サーキットは素晴らしく僕たちのバイクは、このレイアウトにとって最適なマシンになるかもしれません。」





フランコ・モルビデリのコメント
「ルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトル獲得は非常に重要なので、バレンシアでの最終戦が楽しみです。
タイトル獲得はシーズンが始まった時からの目標の1つです。
タイトルを獲得すれば、シーズンを通じて懸命に働いたチームへの恩返しとなるでしょう。
バレンシアは好きなトラックなので、僕のスタイルとホンダに良く適応するレイアウトです。」




トーマス・ルティのコメント
「シーズンも残り僅か1戦です。
最高の週末にするために全力を尽くします。
バレンシアは、非常にテクニカルでナイスなトラックだから早く走りたいです。
moto2クラスに復帰する前のMotoGPクラスでの最後のレースとなるので、強い週末にしたいです。」




スコット・レディングのコメント
「バレンシアは、世界選手権に参戦10年間のキャリアのラストレースとなります。
僕のキャリアにおいて重要な幕を閉じることになるので、感情的な経験となるでしょう。
可能な限りベストを尽くします。

ここ数年間、ファンの存在は素晴らしく、僕にとって多くのことを意味しています。
今後も彼らが僕のことを温かく応援してくれることを期待しています。」


記事冒頭で紹介したケーシー・ストーナーのドカティとの契約満期について、ドカティCEOのクラウディオ・ドメニカーリ氏がコメントしていますので紹介したいと思います。




ドカティCEOのクラウディオ・ドメニカーリ氏のコメント
「ケーシーは全てのドカティスタたちのハートにいつまでも残ります。
彼ら全員を代表して、この3年間の重要な協力に感謝します。

彼の技術的な助言と指示は、オフィシャルライダーたちとミケーレ・ピッロの仕事とフィードバックと共に、今日のワールドチャンピオンシップにおいてデスモセディチGPが最も戦闘力が高い1台となることに貢献し、市販車の開発においても重要な助言を提供してくれました。
ドゥカティと彼のファンは、心から感謝すると共に彼と彼の家族の穏やかで幸せな将来を願います。」



最後に2018年シーズンの最終戦となるMotogp 第19戦 がスペインGPのタイムスケジュールと、最終戦が終わった後に行われるMotoGPクラス・moto2クラス・MotoEワールドカップのオフィシャルテストについて紹介したいと思います。


Motogp 第19戦 スペインGP タイムスケジュール

11月16日(
00:00~    MotoGPクラス ダニ・ペドロサ引退セレモニー
01:00~    MotoGPクラス プレスカンファレンス
17:00~17:40 Moto3クラス FP1
17:55~18:40 MotoGPクラス FP1
18:55~19:40 Moto2クラス FP1
21:10~21:50 Moto3クラス FP2
22:05~22:50 MotoGPクラス FP2
23:05~23:50 Moto2クラス FP2
26:30~    MotoGP eスポーツ最終戦

11月17日(
17:00~17:40 Moto3クラス FP3
17:55~18:40 MotoGPクラス FP3
18:55~19:40 Moto2クラス FP3
20:35~21:15 Moto3クラス 公式予選
21:30~22:00 MotoGPクラス FP4
22:10~22:25 MotoGPクラス Q1
22:35~22:50 MotoGPクラス Q2
23:05~23:50 Moto2クラス 公式予選
25:00~    MotoGPクラス プレスカンファレンス

11月18日(
16:40~17:00 Moto3クラス ウォームアップ
17:10~17:30 Moto2クラス ウォームアップ
17:40~18:00 MotoGPクラス ウォームアップ
19:00~    Moto3クラス 決勝レース
20:20~    Moto2クラス 決勝レース
22:00~    MotoGPクラス 決勝レース


MotoGPクラス・moto2クラス・MotoEワールドカップのオフィシャルテスト日程

MotoGPクラス:11月20日~21日(バレンシアサーキット)
         11月28日~29日(ヘレス・サーキット)

moto2クラス:11月23日~25日(ヘレス・サーキット)

MotoEワールドカップ:11月23日~25日(ヘレス・サーキット)


11月20日~21日にバレンシアサーキットで開催されるMotoGPクラスのオフィシャルテストですが、毎年こちらの方法で視聴可能なので、今年も視聴できると思います。
私は最終戦よりも、何気にオフィシャルテストの方が気になって仕方ありません・・・




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