MotoGPクラス バレンシアテスト2日目の結果! YZR-M1の新型エンジンは救世主となれるのか!?



11月20日~21日の日程で最終戦の行われたバレンシアサーキットで、MotoGPクラスは2019年シーズン最初のオフィシャルテストが実施されました。

初日はヤマハのマーベリック・ビニャーレスがトップタイムを記録し、2日目もビニャーレスがトップタイムを記録しました。

今回のテストで使用しているYZR-M1の新型エンジンについて、タイムの出ているビニャーレスは割と満足している感じですが、チームメイトのバレンティーノ・ロッシのコメントによると新型エンジンは、まだまだ改善の余地が多そうです。

今日はバレンシアテスト2日目のリザルトと、ビニャーレス、ロッシ、マルケスのテスト終了後に発表されたコメントを紹介したいと思います。



MotoGPクラス 2019年シーズン バレンシアテスト2日目結果
※画像クリックで拡大します。





マーベリック・ビニャーレスのコメント
「ポジティブなテストとなりました。
レースでの最速ラップの改良に向けて、沢山の仕事に取り組みました。
最初のラップから良いグリップを感じ、プッシュすることができたからとても嬉しいです。
まだエンジンブレーキの改良とパワーのスムーズ化を目指して作業を続けなくてはいけないので、ヘレステストで仕事を続けます。

計画通りに1日中走ることができなかったのは不運でした。
エンジンを上手くテストできなかったので、ヘレスの後で2つのエンジンの中から選択しようと思います。
エンジンへの決断を納得するために、もっと走り込むことが必要ですが正しい方向性に進んでると思います。

ライディングスタイルに集中し、バイクをよりスムーズにしなければいけません。
これは特にレース中にグリップがなくなるときに重要となり、エンジンのアップグレードは大きく役立つでしょう。
この2日間はエンジンにだけ集中して、セッティングに関連したことは触れませんでした。
バレンシアではセットアップが大きく良くなったと思いますが、コンマ数秒を良くするために、エンジンに集中して作業できたことが嬉しいです。」




バレンティーノ・ロッシのコメント
「僕たちは昨日と比較して良くなりましたが不運にも、僕たちのライバルたちは更に良くなりました。
今日は異なるエンジン、異なるスペックで挑みましたが、昨日試したものと似ていたから、同じようなパフォーマンスでした。

今のところ、同じマテリアルを維持しています。
来週のヘレスでもう一度試し、より良く理解する必要があります。
その後は、来年まで待たなければいけませんね。

今日は新品タイヤで良かったのですが、数ラップ後のペースはライバルたちよりも遅く中古タイヤで苦しみました。
問題が似ているので、しっかり検証する必要があります。
僕の意見としては、中古タイヤでのペースに関して多くの作業が必要です。

この数年間のグランプリは難しかったです。
バイクが速くなかったので、何らかの改良が見つけられるかが大切です。

フランコは強く、ペッコはとても良かったと思います。
2人は大変速く、来季のタフなライバルとなるでしょう。」





マルク・マルケスのコメント
「今日は僕たちにとって良い1日となりました。
沢山のことを試し、貴重な情報を入手できました。
新しいバイクのテストをして、エンジンのセットアップに取り組みました。
フィーリングが大きく違うので、沢山のことを試し理解しなければなりませんでした。

午前はとても快適で、速く走ることができました。
転倒しないことが重要だったので、落ち着いてリズムを維持して走り続けました。
異なる組合せを試し、午前中はピットボックスに滞在する時間が長かったですが、午後は一貫した走行ができました。」


と、三者コメントを残しています。

まだテスト段階なので何とも言えませんが、ヤマハは2018年シーズンは散々だったので、何とかオフシーズン中に新型エンジンの熟成を勧めて欲しいものです。

MotoGPクラスの次回のテストは、11月28日~29日の日程でヘレス・サーキットで行われます。
このテストが2018年最後のテストになるので、各チーム気合を入れてのテストになりそうです。
果たしてヤマハは2019年に再び表彰台のトップへ返り咲くことができるのでしょうか!?
「勝利の鍵はオフシーズン中にどれだけYZR-M1を改善できるか」だと思います。
オフシーズンテストの内容や結果から目が離せませんね!



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