マルケスは2018年シーズン タイトル獲得となるか!? MotoGP 第16戦 日本GPの初日結果!



10月19日~21日の日程で、MotoGP第16戦 日本GPがツインリンクもてぎで開催されています。

今年の日本GPへワイルドカード参戦する日本人ライダーですが、moto3クラスには岡崎 静夏選手と福嶋 佑斗選手が参戦、MotoGPクラスには、7年連続でワイルドカード参戦となる中須賀 克行選手とシルバン・ギュントーリ選手がエントリーしています。

日本GPで復帰を目指していたホルヘ・ロレンソ選手ですが、FP1の1ラップ目を走り終える前にピットボックスに戻り、どうやら怪我の回復が間に合わず日本GPを欠場となりそうです。

また、茂木でタイトル獲得の可能性のあるマルク・マルケスは、スペシャルヘルメットを使用しており、今年のデザインもセンスが良く、好評のようです。

moto3クラスに参戦しているニッコロー・ブレガ選手については、自宅で犬と戯れている際に、手をガラス製のテーブルにぶつけてしまい今回欠場となっています。

今日は各クラスの初日結果と、マルケスのスペシャルヘルメットとタイトル獲得の条件、ホルヘ・ロレンソの体調、マルケスとペドロサのコメント、土曜日以降のタイムスケジュールについて紹介したいと思います。







moto3クラスの初日結果は、FP1で6番手だった総合2位のマルコ・ベツェッキがFP2でトップタイムをマークしました。

FP1で4戦連続の1番手発進を決めたヤコブ・コーンフィールは、FP2で12番手でしたが、2戦連続して初日総合1番手となりました。
アロン・カネトが初日総合2番手、エネア・バスティアニーニが初日総合3番手となりました。

moto3クラスへ参戦している日本人選手の結果ですが、FP1で14番手だった鈴木 竜生選手は、FP2で4番手。
FP1で24番手の鳥羽 海渡選手はFP2で23番手。
FP1で11番手の真崎 一輝選手はFP2で25番手。
FP1で20番手の佐々木 歩夢選手はFP2で出走しませんでした。
ワイルドカード参戦の2名のライダーについては、FP1で29番手だった福嶋 佑斗選手はFP2で24番手。
FP1で30番手だった岡崎 静夏選手はFP2で26番手で初日を終えています。


MotoGP 第16戦 日本GP moto3クラス 初日リザルト
※画像クリックで拡大します。







moto2クラスの初日結果は、FP1で30番手だった総合13位のイケル・レオクナがFP2でキャリア初のトップタイムをマークし、初めて初日総合1番手に進出しました。
FP1で31番手のフランセスコ・バグナイアがFP2で2番手、FP1で20番手のアウグスト・フェルナンデェスがFP2で3番手に浮上しました。
moto2クラスへ参戦している日本人ライダーの長島 哲太選手ですが、FP1で4番手、FP2で7番手となり初日総合7番手で終えています。


MotoGP 第16戦 日本GP moto2クラス 初日リザルト
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MotoGPクラスの初日結果は、FP1で11番手だったダニ・ペドロサがFP2でトップタイムを記録し、昨年10月に行われたマレーシアGPの公式予選以来となる、トップタイムをマークしました。

FP1でトップタイムを記録したアンドレア・ドヴィジオーゾは、FP2で走行しませんでしたが、2戦連続7度目となる初日総合1番手となりました。

日本人ライダーの中須賀 克行選手ですが、FP1で15番手、FP2で12番手。
MotoGPクラスへレギュラー参戦している中上 貴晶選手は、FP1で13番手、FP2は5ラップのみの周回で18番手となりました。

なお、FP2は天候が悪くアンドレア・ドヴィジオーゾ、アンドレア・イアンノーネ、カル・クラッチロー、アレイシ・エスパルガロ、ポル・エスパルガロ、ジョルディ・トレス、マルク・マルケスが走行を見送りました。


MotoGP 第16戦 日本GP MotoGPクラス 初日リザルト
※画像クリックで拡大します。



初日を終え、レプソル・ホンダ・チームの両ライダーよりコメントが出ているので紹介したいと思います。


マルク・マルケスのコメント
「3連戦であることを忘れてはいけません。
チームは僕がコースで出ないようにするため、椅子と一緒に縄で縛りつけ5度も質問されました。
リスクを最小限にしなければならず、一つの怪我が難しくしてしまいます。
トラックはハーフウェットまたは、ハーフドライなので走る意味がありません。

午前は強さを感じましたが、ドビが非常に速いですね。

また、ビニャーレスは離されていないし、ザルコも良いです。
僕たちはこれまでと同じように仕事をしなければならず、ブレーキングの安定感を改良する必要があります。

現時点で、ドビとの最終ラップでのバトルは考えておらず、集中するだけです。

このトラックはドゥカティに大変良く順応しますからね。
僕自身は良い始まりでしたが、ここが茂木であることを考慮すべきでしょう。」




ダニ・ペドロサのコメント
「午前はあまり良くなかったです。
バイクのフィーリングがあまり良くなかったので、変更してみましたが雨が降り始めたので、本当に効果あったのかを理解することが難しいです。
トラックはドライでもウェットでもありませんでした。
この状況で試すと、時々混乱します。

最後に路面が少し乾き、フィーリングを掴むために5、6ラップほどプッシュしてみましたが、午前よりも良くなりました。

土曜に向けてデータを確認しなければいけません。
フィーリングが午前から午後にかけて良くなりましたが、見極めるのは難しいですね。
タイヤを決めるために、明日はドライになることを期待しています。」

今回のツインリンクもてぎ戦で、マルク・マルケスはスペシャルヘルメットを使用しています。
今回マルケスが使用しているスペシャルヘルメットは、以下のデザインです。












和が思いっきり強調されており、後頭部の「祭」が印象的でトレードマークのアリのマークが家紋風にアレンジされており、凄くセンスがいいヘルメットだと思います!
今年のスペシャルヘルメットも是非商品化して欲しいです!




FP1の1ラップを周りきる前にピットボックスに戻ったホルヘ・ロレンソですが、ドゥカティ・コルセのスポーティングディレクターのパオロ・チャバッティ氏がコメントしているので紹介したいと思います。



パオロ・チャバッティ氏のコメント
(ドゥカティ・コルセ スポーティングディレクター)

「彼の週末は終わってしまったようです。
2週間の休息で体調は良くなりましたが、ここ数日間でトレーニングをしたもの、痛みを抱えていました。
改めて検査を受け、骨折が回復していないことが確認できました。

茂木は、怪我を抱えている状態で走るには最適なトラックではありません。

痛みを抱えている状態で走るのは賢くありません」






記事冒頭で紹介したマルク・マルケスの茂木での2018年タイトル獲得ですが、もてぎ戦を終え、75ポイント差以上を維持すれば、3年連続となる5度目の最高峰クラスのチャンピオン、キャリア通算7度目のタイトル獲得が決定します。
マルケスのもてぎ戦でのタイトル獲得条件は以下の通りです。

マルク・マルケスがツインリンクもてぎでタイトル獲得する条件

・マルケスの優勝
・マルケスが2位、ドビジオーゾが優勝しない場合
・マルケスが3位、ドビジオーゾが4位以下
・マルケスが4位、ドビジオーゾが5位以下
・マルケスが5位、ドビジオーゾが4位以下
・マルケスが6位、ドビジオーゾが5位以下
・マルケスが7位、ドビジオーゾが5位以下
・マルケスが8位、ドビジオーゾが6位以下
・マルケスが9位、ドビジオーゾが7位以下
・マルケスが10位、ドビジオーゾが8位以下
・マルケスが11位、ドビジオーゾが9位以下
・マルケスが12位、ドビジオーゾが10位以下
・マルケスが13位、ドビジオーゾが11位以下
・マルケスが14位、ドビジオーゾが12位以下
・マルケスが15位、ドビジオーゾが13位以下
・マルケスが16位以下、ドビジオーゾが14位以下、ロッシが優勝しない場合

単純に、ドビジオーゾより前でゴールすればタイトル確定と考えておけば良さそうです。

最後に、土曜日以降のMotoGP 第16戦 日本GPのタイムスケジュールですが、以下の通りになっています。



MotoGP 第16戦 日本GP タイムスケジュール

10月20日(
09:00~09:40 Moto3クラス FP3
09:55~10:40 MotoGPクラス FP3
10:55~11:40 Moto2クラス FP3
12:35~13:15 Moto3クラス 公式予選
13:30~14:00 MotoGPクラス FP4
14:10~14:25 MotoGPクラス Q1
14:35~14:50 MotoGPクラス Q2
15:05~15:50 Moto2クラス 公式予選
17:00~      MotoGPクラス プレスカンファレンス


10月21日(
08:40~09:00 Moto3クラス Warm Up
09:10~09:30 Moto2クラス Warm Up
09:40~10:00 MotoGPクラス Warm Up
11:00~    Moto3クラス 決勝レース
12:20~    Moto2クラス 決勝レース
14:00~    MotoGPクラス 決勝レース


MotoGP 前夜祭 トークショー出演予定表

10月20日(
16:15~16:25  アンドレア・イアンノーネ、アレックス・リンス
16:30~16:40 ダニロ・ペトルッチ、ジャック・ミラー
16:45~16:55 カレル・アブラハム、アルバロ・バウティスタ
17:05~17:15 アンドレア・ドヴィツィオーゾ、ホルヘ・ロレンソ
18:00~18:10 マルク・マルケス、ダニ・ペドロサ
18:20~18:30  中上貴晶選手、カル・クラッチロー
18:30~18:40  バレンティーノ・ロッシ、マーベリック・ヴィニャーレス




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