MotoGP 第14戦 スペインGPの決勝レース結果と各選手のコメント(レース動画あり)



9月21日~23日の日程で、MotoGP 第14戦 スペインGPがモーターランド・アラゴンで行われました。

MotoGPクラスの決勝は、非常に熱いバトルで見応えがあり興奮しました!

連休で外出しており出先からの更新ということになり、簡単ではありますが各クラスの決勝レースの動画とリザルト、MotoGPクラスに参戦している選手からコメントが発表されていますので紹介したいと思います。





MotoGP 第14戦 スペインGP moto3クラス 決勝レース動画



MotoGP 第14戦 スペインGP moto3クラス 決勝レースリザルト
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MotoGP 第14戦 スペインGP moto2クラス 決勝レース動画



MotoGP 第14戦 スペインGP moto2クラス 決勝レースリザルト
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MotoGP 第14戦 スペインGP MotoGPクラス 決勝レース動画




MotoGP 第14戦 スペインGP MotoGPクラス 決勝レースリザルト
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MotoGP 第14戦 スペインGPの決勝レース後に以下の選手からコメントが発表されていますので紹介したいと思います。




マルク・マルケスのコメント
「ここ数戦は可能な限りにリスクを冒しました。
今日は優勝が見え、優勝するぞと自分に言い聞かせました。
残り8ラップの時点で週末に発言した全てのことを忘れ、優勝に向けて走りました。

ウォームアップ走行終了後、リアにソフトタイヤを履くことを決断しました。
リスクを背負った賭けでしたが、転倒したことが決断を下すことに役立ちました。

ホルヘがレースアウトしたことを示したサインボードを見ませんでした。
彼がいなかったのは変な気がしました。
1コーナーに非常に速いスライドで進入し、はらんでしまいました。
レース中にはドヴィジオーゾと一緒に似たようなアクションがあり、僕たちは接触してしまいコース外に飛び出しました。
このトラックは汚れているところがあるので、簡単に転倒しまうリスクがあります。
非常に限界のバトルでした。

残り5戦です。
そして、3連戦が控えています。
機械的、人為的な危険因子があるから今まで以上に集中しなければいけません。
アドバンテージがあるので、リスクを冒すことが許されます。」




アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「最後まで優勝に向けて走りました。
優勝したかったです。
昨年と比較すれば大きく接近できたレースになりました。
以前は表初台が非常に遠くに見えていましたが、今回は達成できました。
これは将来に向けて非常に重要なことです。
週末を通じて、僕たちはほぼアラゴンを制していました。
これはバイクが改良されたことを意味します。

今日のレース結果が嬉しいですが、不運にもマルクと対決するために切り札をほとんど持ち合わせていませんでした。
彼と彼のバイクは、僅か数メートルで闘える能力があります。
その一方で僕たちにはある程度のスペースが必要です。

正しい方向に向かって進んでいることが嬉しいのですが、チャンピオンシップのポイント差が広がっていることが残念です。
僕たちは来年に向けて集中します。」




アンドレア・イアンノーネのコメント
「本当に良いパフォーマンスだったと考えています。
スタートは良かったのですが、ロレンソは不運な転倒でしたね。
目の前で転倒を見るのは嫌な気分ですが、僕は自分のレース内容がとても嬉しいです。
最後まで100%でプッシュし、戦いました。

序盤はタイヤを温存したかったんです。
タイヤの寿命が本当に重要だったので、スロットルとランディングスタイルをコントロールするように乗っていました。
作戦は上手くいったと思います。
チームと一緒に懸命に働きました。
失望するレースが続いた後で、表彰台に戻れて嬉しいです。」





アレックス・リンスのコメント
「とても嬉しいです。
今週末は非常に生産的となり、レースではとても素晴らしいバトルをしました。
マルケスとドヴィジオーゾを追いかけ、上位陣とのバトルを通じて沢山のことを学びました。
アンドレアとも闘い最高でした!
この結果は、プッシュを続けるためのモチベーションとなります。
次のタイは大好きなトラックなので楽しみです。」





ダニ・ペドロサのコメント
「これまでのレースよりも戦闘的になれ、トップグループに近づけました。
タイヤ選択がカギだったと思います。
僕のライディングとペースは良かったので残念でしたが、グリップがありませんでした。
リアタイヤはセッションの時と同じグリップではありませんでした。
もしかしたら、ソフトタイヤの方が合っていたかもしれません。


1周ごとにコンマ数秒ほど遅れてしまい、前のライダーたちに食らいついて行くことができませんでした。
今日は優勝、表彰台争いができたかもしれません。
ステップ・バイ・ステップで良くなっているので、次戦でさらに速く走りたいです。」






アレイシ・エスパルガロのコメント
「序盤の5ラップがレースのカギでした。
最高のスタートを切った後、すぐに速く走れることができトップグループを視野に入れながら、ペドロサと一緒に走りました。
終盤にタイヤの消耗をマネージメントしなければいけなかったので、序盤からプッシュしました。

僕たちにとって重要な結果です。
懸命に働いており、高いモチベーションを維持しています。
アプリリアは休みなく懸命に働いていますが、プロセスはそう簡単ではありません。
良いリザルトを獲得した後で、期待を膨らますことはできません。
アラゴンは、僕にとって最高のトラックかもしれませんが、決定的に自信をもたらしてくれます。

バイクのセットアップと週末のマネージメントに関して、仕事の手段を変更しました。
レースに焦点を当て、ジオメトリーに改革をもたらしたんです。
しかし、まだ満足できる結果ではありません。
常に、そして容易に速くなる必要があるので、最善の努力を続けて行く必要があります。」




バレンティーノ・ロッシのコメント
「今日は違う方法で仕事に取組み、バイクを大きく修正しました。
午前から感触を少しでも良くなるように作業したら、バイクのフィーリングが良くなりレースに向けて幾つかのアジャストができました。
レース終盤は期待以上に良かったです。
特に速かったと言うわけではありませんが、ペースは一貫していました。

後方からスタートしたことで沢山のポジションを巻き返すことができ、チャンピオンシップにおいて幾つかのポイントを稼ぎました。
バイクは2日目よりも良かったですが、僕たちの技術的な状況は非常に難しいです。
現時点ではトップ10入りするために、全力で闘わなければいけません。」





マーベリック・ビニャーレスのコメント
目標を失いました。
何を望んでいいのか解りません。
バイクの上でのフィーリングは最悪です。
FP4で掴んだ1分48秒台のペースで走れませんでした。
同じタイヤを履いたのですが、そのペースで走るのは不可能でした。
これからアジア遠征を迎えますが、早く終わって欲しいです。
モチベーションはゼロ。期待度もゼロです。

誤った期待感が膨らんでしまうので、もしかしたら テストをしない方が良いかもしれません。
根本的にいつも通りの展開です。
ホンダとドカティだけでなく、ヤマハのサテライと比べても電子制御が悪いです。
ヤマハを信じる・・・信じなければいけません。
彼らが懸命に働いていることを知っていますからね。
僕は全力で働くだけです。」





ホルヘ・ロレンソのコメント
「起きたことに怒りを覚え、無力を感じています。
マルクのパッシングがコーナーの進入を阻止し、ワイドにはらむしか手段がありませんでした。
汚れているところに入ってしまい、4、5人に抜かれたくなかったので、そこでバイクを寝かしている状態にも関わらずアクセルを開ける必要がありました。
飛ばされ、足を強打しました。
腫れ上がり、足の親指を脱臼し、もう1本の指を骨折してしまったので、タイで走れるかは回復具合によります。

「レースディレクションに行くことは考えていません。
発生したことを外側から見てもらえないことに怒りを感じています。
僕たち2人だけしか解りません。
彼は僕を抜き、ブロックしました。
僕はアクセルを開けて転倒しました。
外側から見れば、転倒は僕の責任で、誰もマルクのアクションが原因だと思っていないことに怒りを感じます。

僕は外に行くしかありませんでした。
今回も彼にレースを台無しにされました。
もし、スペースを開けてくれたら、僕はイン側に進入できたでしょう。
1コーナーで全てが決まる訳ではありません。
アグレッシブなパッシングをしたければ、あのラインはパーフェクトでしょうが、スペースを開けて欲しいです。

マルケスに謝罪に来てもらいたいです。
それ以上のことは望みません。
彼は何が起きたのかが解っています。
僕のレースを台無しにしたんです。
足だけでなく、もしかしたら、今後のグランプリにも影響が出てしまうかもしれません。」


以上のコメントが各選手から発表されています。
次回のMotoGPは10月5日~10月7日の日程でチャーン・インターナショナル・サーキットで開催されるタイGPとなります!
ロレンソの怪我は回復し復活できるのでしょうか!?
チャーン・インターナショナル・サーキットのコースレイアウトを好きなライダーが多いので、熱いバトルが繰り広げられると思います。
次戦も非常に楽しみです!



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コメント

  1. ロレンソ側のコメントを見る限りだとまたマルケスの仕業か
    とも受け止められますが、些かイン寄りで強引なラインではあるけど
    何ら問題ない様に思いますね。これで謝罪しなくてはいけないのなら
    レースの意味が分らなくなる。気になるのはヤマハ勢のビニャ、相当
    ヤル気を失ってますよね。フライアウェーの一つ増えたアジアRdを
    ヤマハ勢がどんな走りをするのか、ホームの様でアウエーなもてぎでは
    どうなる事やら心配です。

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    1. コメントありがとうございます!
      繰り返し何度も見るとロレンソの言うことも解からなくもないですが、あの程度はおっしゃる通り良くあることだと思います!
      ビニャーレスのコメントは本当にヤケクソになってますね・・・・
      ロッシとビニャにしていれば1年を無駄にしたわけですから、そりゃやってられませんよね・・・
      せめて、来季に向けての改善の光がアジアROUNDで見えてくればいいのですが・・・

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  2. 管理人様はレース経験有りだったかと思いますが、1コーナーの進入とはあのような事は往々にして有り得ると思いますがどうでしょうか。主導権を握るためにイケる!とあれば攻めていく、レースとはそういうものだと思ってます。最近のホルヘはあまりにもクリーンを求めすぎている感が否めないです。

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    1. コメントありがとうございます!
      マルケスは、ペナルティを受けた今期の第2戦アルゼンチンGPの時のように、頭に血が上ると無理矢理追い抜く事がありますが、あの程度は草レースの範囲でも良くあるレースアクシデントだと思います。
      ロレンソにとっても母国グランプリで気合が入っていたでしょうし、誰かのせいにしなきゃ気持ちの整理がつけようがないんだろうなぁ~・・・と私は思います。

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