本日よりMotoGP第6戦イタリアGP 開催!各選手のコメント

ロッシとおねーさん

6月1日~3日の日程で、MotoGP第6戦 イタリアGPがムジェロ・サーキットで開催されます。

先日、「今週行われる MotoGP第6戦イタリアGPは まるでバイク祭り!」という記事でムジェロ・サーキットのコース概要とイタリア人ファンの熱狂ぶりを紹介したのですが、MotoGPクラスへ参戦する数名のライダーからコメントが発表されましたので紹介したいと思います。

また、アルゼンチンGPでジャック・ミラー選手以外の全ての選手がスタート前にタイヤ交換を行い、グリッドを3列後退してスタートした事から、セーフティ委員会が競技を重ね、スタート手順に関する事項が新たに付け加えられましたので紹介したいと思います。



今回、スタート手順に関して新たに決定された事は以下のとおりです。


ミラー以外3列交代

ウォームアップラン前のバイク変更
ライダーがタイヤ交換のため、グリッドに並ばず、ピットレーンに進入する場合、ウォームアップランはピットレーンからスタートさせ、予選グリッドポジションからレースを始めるが、レース中にライドスルーのペナルティが課せられる。

例えば、技術問題により、バイクを交換させるためにピットレーンに進入し、同じタイヤを使用する場合には、ライドスルーのペナルティは課せられないが、グリッドの最後尾からスタートするペナルティが課せられる。

ウォームアップラン後のバイク変更
ライダーがタイヤ交換をする場合、ピットレーンからレースをスタートさせ、レース中にライドスルーのペナルティが課せられる。

技術問題により、バイクを交換させるためにピットレーンに進入し、同じタイヤを使用する場合には、ライドスルーのペナルティは課せられない。

集団によるピットレーンスタート
10名以上のライダーたちがピットレーンからスタートする場合、レーススタートは遅延となり、新たなスタート手順(クイックスタート)が実行させる。

10名以下の場合は、ピットレーンエグジットプロトコルに従い、ピットレーンの出口に到着した順に1列目に並び、点線を越えるまでは、追い越しができない。

サイティングラップ中にトラックコンディションを確認した後、ピットレーンは5分間オープンとなっていることから、ペナルティを受けずに、バイクを交換する機会がある。

と、4項目が新たに決定され、今回のイタリアGPからこのルールが適用されます。


さて、MotoGPクラスへ参戦する数名のライダーからコメントが出ていますので紹介したいと思います。



バレンティーノ・ロッシのコメント
「ムジェロの前にル・マンで表彰台を獲得できたことは最高です。
どんなレースの前でも、表彰台を獲得することは良いことです。
次戦へ挑む10日前から腹を立てずに済みますからね。
リラックスした気分でムジェロに到着できました。
数週間前にテストを実施し、少々楽観的ですがテスト中は望むようなスピードではありませんでした。
今週末でバイクを改良させ、最善を尽くさなければいけません。」





マーベリック・ビニャーレスのコメント
「総合2位に浮上したことで、ハードワークを続けるモチベーションが高くなりました。
ル・マンでの厳しかったレースの後に、テストでバルセロナに行き、もう一度バイクから良い感じが得られました。
良いフィーリングです。
ステップ・バイ・ステップで取り組み、トップに返り咲きます。
ムジェロは好きなトラックです。
僕のライディングスタイルとマッチしています。
気兼ねなくグランプリに立ち向かい、完璧なセットアップを見つけたいです。
毎戦同じように優勝争いに絡みたいです。
ファンを失望させないように100%を尽くします。」



マルク・マルケスのコメント
「アドバンテージを持ってイタリアに行くことは良いのですが、まだシーズンの序盤です。
全てが接近しているので、地に足をつけなければいけません。
前戦の前にテストを実施し、速さを保ち一貫的に走ることができました。
これは良いことですが、レースに向けて作業を始めるときの状況を確認しなければいけません。
タイヤ、セットアップ、気温などに関しては、常に疑問符が付いてきます。
数週間前と比べて今週末は暑くなりそうです。
レースに向けて良い準備ができるように、状況を管理して集中しなければいけません。」




ダニ・ペドロサのコメント
「バルセロナで実施したテストの後、1週間休息をとりました。
僕はムジェロが好きで、良いトラックだと思っているので楽しみです。
高速でS字コーナーが多いので、正しいセットアップを見つけるために懸命に働かないといけません。
コーナーに進入する際に、バイクの良い感じを持てることが特に重要となります。
5月上旬にテストを実施したので、上手く始められると思います。」




アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「今年は毎戦全く違うヒストリーとなっているので、イタリアGPを予想することが難しいですね。
数週間前に開催されたテストでは、ライバルたちが非常に強かったですが、僕たちはレースでは非常に速いことを証明しました。
ムジェロでも戦闘的になれるはずです。
昨年はペトルッチと僕が違いを出しました。
僕たちは、ほぼ全てのトラックで速いことを証明したので自信があります。
ここ2戦で多くのポイントを失ってしまったのは残念ですがチャンピオンシップは長いので、あまり考えても仕方がないですね。」




ホルヘ・ロレンソのコメント
「あと少し煮詰まれば、重要なことに向けて闘えるでしょう。
僕たちが望むような正真正銘な戦闘力に到達するまで、あと僅かな前進が必要なだけです。
きっとムジェロで達成できると思います。
バルセロナのテストは非常に良かったし、課題のエルゴノミクスを改良するために新しいことが投入されます。
レース全体を通じて、より一貫的に走らせることに役立つでしょう。
ムジェロは特別な場所です。
お気に入りのサーキットで、素晴らしい思い出があります。
戦う準備は出来ています。
やる気満々です!!





アンドレア・イアンノーネのコメント
「昨年と比較して、ベターな状況でイタリアに到着できることが嬉しいです。
僕たちの戦闘力は高く、同時にチャンピオンシップの全体的なレベルが大きく上昇したことを理解し、現実的にならなければいけません。
3週間前にテストを実施し、良い結果を得ましたが、パフォーマンスを改良すべきところが幾つか見つかりました。
イタリアGPは簡単ではありませんが、大好きなトラックで過去には勝利を挙げたことがあります。
ファンの愛情をもらい、パフォーマンスをさらに高めます。」




アレックス・リンスのコメント
「数週間前にムジェロで取り組んだテストは、素晴らしいフィーリングとポジティブなエネルジーを与えてくれ、貴重な情報を入手できました。
より自信を持って、サーキットに到着できるでしょう。
ムジェロ・サーキットは素晴らしいです。
テクニカルな高速で、ラップタイムを出すために絶対的に重要となる箇所は、アラビアータ1(8コーナー)とアラビアータ2(9コーナー)の2つのコーナーです。
勇敢さが必要とされ、他のライダーとの違いを生み出すので、正しい走行ラインを走るために集中し、GSX-RRをしっかりと準備させることが重要です。」




アレイシ・エスパルガロのコメント
「これからの2戦は、僕とアプリリアにとって非常に重要です。
ムジェロはチームのホームレースです。
その後、僕たちはバルセロナに行きます。
この2戦に向けて懸命にトレーニングを積んで来ました。
100%の集中を維持する必要があります。
2戦連続して究極に速いトラックなので、全てのパワーが必要です。
この2戦を攻略するために、それぞれのサーキットでテストを実施してきました。
目標は成長を続け、僕の全てを発揮することです。」

とのコメントです。
高速でテクニカルなムジェロサーキットでのレースということで、どの選手も気合十分ですね!
イアンノーネが前戦のように、1周目からコケないか心配ですが・・・

最後にMotoGP第6戦イタリアGPのタイムスケジュールですが、以下の通りです。


MotoGP第6戦イタリアGP タイムスケジュール

6月1日(
16:00~16:40 moto3クラス FP1
16:55~17:40 MotoGPクラス FP1
17:55~18:40 moto2クラス FP1
20:10~20:50 moto3クラス FP2
21:05~21:50 MotoGPクラス FP2
22:05~22:50 moto2クラス FP2


6月2日(
16:00~16:40 moto3クラス FP3
16:55~17:40 MotoGPクラス FP3
17:55~18:40 moto2クラス FP3
19:35~20:15 moto3クラス 公式予選
20:30~21:00 MotoGPクラス FP4
21:10~21:25 MotoGPクラス Q1
21:35~21:50 MotoGPクラス Q2
22:05~22:50 moto2クラス 公式予選


6月3日(
15:40~16:00 moto3クラス WUP
16:10~16:30 moto2クラス WUP
16:40~17:00 MotoGPクラス WUP
18:00~     moto3クラス 決勝レース
19:20~     moto2クラス 決勝レース
21:00~     MotoGPクラス 決勝レース





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