2018年6月19日火曜日

MotoGP第7戦 カタルニヤGP後の選手コメントとカタルニヤ テストについて

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昨日、「MotoGP第7戦・BSB第4戦・全日本ロードレース選手権 第4戦、各クラス決勝レース リザルト」という記事で、簡単にMotoGPクラスのリザルトを振り返りましたが、選手のコメントを紹介していなかったので紹介したいと思います。

また、MotoGPクラスのドゥカティ・チームとアンヘル・ニエト・チームの2チームを除く、9チーム22名のレギュラーライダーとワイルドカード参戦した2名のテストライダーが、シーズン中2度目となるオフィシャルテストを実施しています。

何かと転倒やトラブルの多かったカタルニヤGPでしたが、各チーム テストでしっかり課題を解決して欲しいところです。

それでは、MotoGPクラスの各選手のレース後のコメントとカタルニヤ テストのリザルトと、各メーカーの大まかなテスト内容を紹介したいと思います。



MotoGPクラス 各選手レース後のコメント



ホルヘ・ロレンソのコメント
「ドカティで2勝を挙げられるなんて、数か月前には考えられませんでした。
これは、僅か1週間で浮き沈みが激しいことを意味します。
過去を変えることはできません。
確かに今季末にドカティから離れることは悲しく、唯一トライできることは、ドゥカティと共に可能な限りに多くの勝利を挙げ、後味良く立ち去ることです。

本当に素晴らしい勝利でした。

レースをリードするだけでなく、ライバルたちを抜いて勝てることを証明しました。
今日はスタートが悪く、マルケスから少し引き離されてしまったので厳しかったですが、落ち着いて長いレースになることを考えました。
彼はブレーキングが良かったので、抜くのが難しかったです。
最後まで食らいついて来ましたが、僕たちには戦闘的なパッケージがあり、今週末はドヴィジオーゾも僕も戦闘力がありました。

デスモセディチは、ほぼ全てのトラックで良く走るので、この状況を利用しなければいけません。

タイヤがあまり消耗しないことは、大きなアドバンテージとなります。
勝利を喜び、明日から次戦のことを考えます。」




マルク・マルケスのコメント
「状況を可能な限り上手くマネージメントして、頭脳的になったレースでした。
スタートに集中し、僕はプレッシャーがあるときの方が上手く行くようです。
ホルヘが前に出ると、離されてしまうことが分かっていたので、彼を抜きました。
抜かれた後は追いかけて、後続を引き離すことが重要でした。
一度、十分なアドバンテージを築き、ホルヘを捕まえることが不可能となったとき、何度も転びそうになったので少しペースを緩めました。

今日重要だったのは、転ばなかったことです。

タイヤ選択は正直迷いました。
時々、期待通りに機能しないときがあるんです。
ソフトが良い選択だったのか解りませんが、僕は硬めを選びました。
2位は良いリザルトです。
23ポイント差を27ポイント差に広げました。
状況を理解して、可能な限り上手くコントロールするときです。
ムジェロでミスを犯してしまい、しっかり反省しました。
勝てないとき、今日のように何かが足りないときは、表彰台獲得が重要です。」




バレンティーノ・ロッシのコメント
「今季4度目の表彰台でしたが、いつも3位ですね。
これは少し何かが足りないことを意味します。
ヤマハが最後に優勝を挙げたのはアッセンです。
理論的に、1年前の状況と今年の状況を考慮すれば、アッセンで勝つことができるでしょう。
優勝争いをしなければなりませんが、この世界では、それほど簡単ではありません。

プラクティスでは、ドゥカティの2台とマルケスが僕たちよりも少し速かったです。

セカンドグループに近く、ウォームアップ走行でバイクを少し調整し、旋回が改善され、少し速く走れるようになりました。
上位陣に接近しましたが、十分ではありませんでした。
昨年苦戦したトラックでしたが、今年は最終ラップまでペースを維持することができました。
これは良いことだと言えます。

僕たちは素晴らしい仕事をしていますが、もっと良くすることができます。

チャンピオンシップにおいて、重要なポイントを稼ぎました。
総合2位を守るために、ちょっとしたアドバンテージを広げることができたので、この調子を維持しなければいけません。」





マーベリック・ヴィニャーレスのコメント
「序盤に多くの問題がありました。
特にスタートでポジションを大きく落としてしまい、自分と同じペースではないライダーたちと一緒に走るには非常に難しかったです。
ヤマハ勢で唯一、僕のバイクに問題があったようで、本当に理解できません。
全く違うレース展開となってしまいました。
ロケットスタートを切る必要があり、そうなっていれば違った展開になっていたでしょう。
単独走行だったときは、ホルヘとマルクと同じペースで走ることができました。
現状は厳しいですが、作業を続け自分たちの事に集中しなければいけません。」




ヨハン・ザルコのコメント
「難しいレースでした。
ペースはすごく良かったですが、レース中に沢山の不運なことに見舞われてしまいました。
スタートは良かったのですが、2人のライダーに行く手を阻まれてしまったので、そこでポジションを落としました。
オーバーテイクの場所を見つけることができず、抜く準備ができたときには、黄旗が振られてしまったので、ペースダウンを強いられました。

何度もペースを少し落とすことを強いられた後、ペドロサとクラッチローを捕まえようとプッシュして、もう少しというところで体力が厳しくなってしまい、バイクを抑え込むのが難しくなりました。

そんな時、ビニャーレスに捕まってしまい最後は7位で終わりました。

酷い結果かと言うとそうではありません。

まだチャンピオンシップにおいて、非常に良いポジションに位置しています。
総合2位争いにおいては、非常に良いポジションです。
ロッシが総合2位で、彼はポジションを維持するために賢くならなければいけません。
僕も賢くなりたいです。
チームと共に良い方向に進んでいると思います。
この方向で仕事を続ければ、表彰台に戻れるでしょう。」




ダニ・ペドロサのコメント
「週末の展開を考えると十分に良い結果を獲得したと思います。
11番グリッドから始まって、5位で終われたことは素晴らしいリカバリーだと思いますが、当然満足はできません。
バイクに良いフィーリングが無く、レースを通じて、グリップ不足に苦しみました。

コーナーの立ち上がりで速いライダーたちとバトルをしました。

ブレーキングでは彼らよりも少し有利でしたが、終盤的にラップタイムは少し遅かったので、カルに抜かれました。
ビニャーレスにも捕まってしまいましたが、何とかポジションを守ることができました。
明日のテストで、この問題を解決して今後のレースで速くなれるようにしたいです。」





アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「このような結果の後で、チャンピオンシップのことをあまり考えることはできませんね。
限界でした。
前の2人から離されたくなかったので無理をし、ブレーキングで大きなリスクを背負っていた時に、ミスを犯しました。
フロントタイヤにプレッシャーをかけ過ぎた典型的なミスでした。
5コーナーで、前のラップよりも時速4、5キロメートルほど速く侵入してしまいました。
僕たちは速かったし、多くのポイントを稼ぐ機会で最悪でも3位でフィニッシュできたはずです。




バイクにスピードがあったことは良かったです。
ここ2戦で、そのことをホルヘが証明しました。
最高の走りをしていると言わなければいけません。
非常に速く繊細な走り方が、このトラックで適していたのでしょう。
彼を祝福したいです。

これからは先だけを見ます。

僕たちは速いですが、幾つかの分野の改善が必要です。
時期が来たら、チャンピオンシップのことを考えますが、今は優勝だけを考えなければいけません。」




ティト・ラバトのコメント
「良いレースをしていただけに残念です。
上位陣に接近し、良いポジションでフィニッシュすることができたと思います。
週末はとてもポジティブでした。
2日目は、単独で走ったFP3でQ2に直接進出でき、今日は良いスタートを切ることができました。
ペースはすごく良くて、多くのライダーたちを抜くことができ、沢山の情報を収集しました。



今は走る度に自信が高まっています。
チームは素晴らしい仕事をしてくれ、僕たちは良いレースがしたくて全力でプッシュしました。
しかし、今日のようなことは起きてしまいます。
気持ちを切り替え、明日のテストと次戦のことを考えます。」




アレックス・リンスのコメント
「レースはコンディションが原因で最初から厳しかったです。
5ラップ目あたりから何か悪い感じが出始め、周回を重ねる度に悪化してし、ボックスに戻ることを決断しました。
原因は電子制御の問題らしいです。

僕たちにとって今週末は奇妙でした。

金曜と土曜はレースペースが良かったのですが、一発のタイムでは何かが不足していました。
ポジティブなことを引き出し、ネガティブな部分を煮詰めていきます。
どのように変えて、どのように良くできるかを しっかり考えたいです。
アッセンでは もう一度上位に戻り、良い週末にしたいです。」




アンドレア・イアンノーネのコメント
「果敢に挑戦しましたが、望むような結果を挙げることができなかったので、嬉しくありません。
バイクの幾つかの分野に関しては、確実に大きく改良されたのですが、特に加速とスライドコントロールといった分野の作業が必要です。

とにかく、タイヤが良い状態にときに、可能な限りベストを尽すことができ、上位陣に接近していたのでバイクのパフォーマンスは嬉しいです。

これが重要です。
今後のレースで、さらに良くなることを期待しています。」


MotoGPクラス カタルニヤ オフィシャルテストについて






MotoGPクラス カタルニヤ オフィシャルテスト結果
※画像クリックで拡大します

各メーカーの大まかなテストプログラムですが、カタルニヤ テストは、カル・クラッチローとダニ・ペドロサはサスペンションや電子制御のテストに取り組みました。
中上 貴晶選手は、スタート練習を取り入れ、最多の21度のコースインで88ラップを周回しました。

一方、ヤマハワークスは新しいパーツをテストしました。
ヤマハのサテライトチームのTech3チームは、新しいパーツ供給は無く、ヨハン・ザルコはセッティングを煮詰めることに専念し、ハフィス・シャリンはテクニカルパートナーのサクラが準備したマフラーを試しました。

カタルニヤテストに参加したドカティ勢ですが、ダニロ・ペトルッチは、シャーシセッティングに関する新たなアイテムを試し、テストプログラムに着手し、ティト・ラバトは、サスペンションの調整とスタート練習に取り組みました。
ジャック・ミラーは、ホルヘ・ロレンソの走行を参考にブレーキングを追求し、シャビエル・シメオンは走り込みに専念しました。

スズキは、ムジェロ・サーキットのプライベートテストで試したシャーシを再度投入して、比較テストを実施し、アレックス・リンスは、新しいスイングアームもテストしました。
スズキのテストライダーのシルバン・ギュントーリは、電子制御や新しいパーツ、異なるセッティングなどのテストプログラムを消化しました。

アプリリアは週末のセットアップを検証作業を行いました。

KTMのブラッドリー・スミスは、フロントエンドのフィーリングを追求し、ミカ・カリオは、今季2度目のワイルドカード参戦で使用したプロトタイプマシンを検証しました。

次のMotoGPのレースは、6月29日~7月1日にTTアッセンで行われるオランダGPとなっております!
次戦もハンマーモードに移行したホルヘ・ロレンソの無敵の走りを見ることが出来るのでしょうか!?
非常に楽しみですね。





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