５月4日～6日の日程で、スペインのヘレス・サーキットで、MotoGP第４戦 スペインGPが開催されます！
いよいよヨーロッパラウンドへ突入し、チャンピオン争いから更に目が離せなくなって来ます。
更に、KTMがポル・エスパルガロと2019年から2年間の契約に関して合意したことを発表しました。
コチラの記事でも来年のKTMの体制に触れましたが、やはりスミスは来年は厳しいのでしょうか・・・？
※ポルの契約更新については、コチラの記事に本人のコメントを交え掲載しているので、ご覧ください。
昨年のMotoGPクラスはペドロサが勝利し、２位にマルケス、３位にロレンソが入り、スペイン勢が表彰台を独占しました。
今年のヘレスでは一体どんなドラマが生まれるのでしょうか！？
ヘレスサーキットのコースと各選手のコメント、タイムスケジュールを見て行きたいと思います。
年間を通じて好天に恵まれる南スペインのなだらかな丘に建設されたヘレス・サーキットは、完成の翌年となる1987年にグランプリを初開催しました。
ヨーロッパラウンドの開幕戦に指定され、毎年熱烈なファンがヘレスへ集結し、1997年からは毎年20万人を超える観客が訪れ、2009年にはチャンピオンシップ史上最多となる26万3648人の観客を動員しています。
2005年に路面が再舗装され、コントロールタワー、メディアセンター、ピットボックスの大幅な改修工事を実施しています。
1988年にはポルトガルＧＰの開催地にもなった事があります。
全長： 4.4km
コーナー数： 13 （右コーナー 8・左コーナー 5）
コース幅： 11m
メインストレート： 607m
パッシングポイントは、ホームストレートから１コーナーへの侵入、６コーナーのヘアピン、最終コーナーの13コーナーとなっており、抜く所が少ないサーキットです。
昨年のMotoGPクラスの決勝レースでは、アンドレア・イアンノーネ、ティト・ラバト、カル・クラッチロー、ジャック・ミラー、アルバロ・バウディスタ、ポル・エスパルガロの6名が転倒し、非常に転倒の多いレースとなりました。
中でも、バウディスタ選手がミラーを巻き込んで転倒する形になり、ロッシに「バウディスタはミサイルか！？」とも言われたこともある、バウディスタのミサイルが久々に発射され、巻き込まれたミラーが怒髪天になりました。
そして、ミラー選手がバウディスタ選手を どつく場面が国際映像で流れてしまいました(笑)
その後のパドックでの話し合いにより、和解したと公に公表されましたが、しっかりと国際映像で話し合いの場面も2画面で1分以上流れました。
どう考えても話し合いじゃなく言い争いです・・・
レース終了後に、バウディスタをどついた ミラーには1000ユーロ（12万4000円位）の罰金が科せられました。
今年は、この様なトラブルの無いようにお願いしたいものです。
さて、MotoGPクラスの選手数名からコメントが出ているので紹介します。
マルク・マルケスのコメント
「テキサスで素晴らしい週末と最高のリザルトを獲得した後、僕たちはスペインに到着しました。
欧州で新たなステージが始まります。
各チームと各ライダーのレベルを確認します。
オースティンでは、良いセットアップで走れました。
ヘレスのようなトラックに対して、良いベースを見つけることが重要となります。
３月下旬のテストは良かったので、ポジティブなメンタリティーを持って、アプローチします。
地元ファンとファンクラブの前で走れることで、当然、良い気分と良い雰囲気が加わるけど、懸命に仕事を続け、一貫性に重点を置きます。
これがタイトル争いにおいて重要となるでしょう。
ドヴィは昨年のようにグレートなライバルです。
とにかく、今年はバイクに良い感じがあります。
カタール、アルゼンチン、オースティでは、自信がありました。
これが最も重要なことです。
１ポイント差なので、この調子を維持しなければいけません。」
ダニ・ペドロサのコメント
「ヘレスが楽しみです。
手首を回復するために１週間の時間があったので、この期間が役立つことを期待しています。
オースティンでは幾つかのポイントを稼ぐことが重要でした。
ヘレスでもベストを尽くします。
金曜に痛みがあまりなければ、ファンに囲まれる大好きなトラックで、可能な限りのベストコンディションで十分に走れるでしょう。」
バレンティーノ・ロッシのコメント
「ヨーロッパに戻って来たことが嬉しいです。
シーズンの序盤はあまり良くなかったのですが、ポジティブだったことがあります。
僕たちのＭ１は改良されています。
ポテンシャルを確認することが非常に重要で、昨年は多くの問題に悩まされたけど、今年は上手くできると思います。
ヘレスは大好きなサーキットです。
素晴らしいレースが何度もありました。
表彰台に戻りたいです。
チームと一緒にベストなセットアップを見つけ、新しい路面に対するバイクの挙動を理解するために、懸命に作業します。
月曜には非常に重要なテストが控えています。
チャンピオンシップに向けて改良して、闘いたいです。」
マーベリック・ヴィニャーレスのコメント
「オースティンで表彰台を獲得できたので幸せです。
僕たちのマインドは、ここ数戦で大きく変わりました。
ヘレスに集中します。
僕はモチベーションが高く、ポジティブです。
これらは昨年序盤のフィーリングを取り戻すためには良いことです。
昨年はフロントタイヤに問題があり、とても厳しかったけど、ここ数戦よりも さらに強くなるための情報があるので、もう一度、表彰台を獲得するために懸命に作業をします。
新しい路面はグリップがあるので、すごくポジティブで待ち切れません。
走らせるのが楽しい大好きな僕のホームトラックなので、勝利を目指します。」
アンドレア・ドヴィジオーゾのコメント
「テキサスのレースでポジティブだったことは、総合１位として欧州ラウンドの緒戦を迎えることです。
昨年よりも非常に良い状況です。
僕たちは序盤３戦を上手くマネージメントしたけど、ライバルたちが非常に速いことを確認しました。
ヘレスの路面は全く違います。
その効果が現れるのは確かですが、それがポジティブなのか、ネガティブなのかを確認しなければいけません。
１１月に良いテストが出来ました。
新しい路面は高いグリップを提供してくれましたが、あの時は寒かったです。
ヘレスとルマンでは全ての事柄が起こり得ます。」
アンドレア・イアンノーネのコメント
「もう一度、ポジティブなレースになることを願っています。
昨年は幾つかの問題に立ち向かう必要があったので、簡単な週末ではありませんでしたが、知識を向上させるための幾つかポジティブなことが見つかりました。
今年はしっかりとした進歩を果たし、好調さを感じるので、全く違うモードでヘレスを迎えます。
表彰台の後でレースに戻れることが嬉しいです。
チームと僕が取り組んで来たハードワークの報酬でした。
僕に対する信頼が証明され、この結果が後押しとなります。
僕たちの進歩とポジティブな方向性を確認し、再び戦闘的となり良い結果を獲得したいです。」
アレックス・リンスのコメント
「昨年のレースを欠場し、昨年末のテストしか走行経験がないので、このグランプリは新人のような特別なレースとなります。
しかし、今はしっかりと経験を積んで来たことを感じます。
怪我が原因で、ここまでのレースで経験不足を感じましたが、ポジティブな仕事の仕方を確立したことで、自信を持ってレースに挑めます。
経験値は高まり、ＧＳＸ‐ＲＲは完成されているので、このレースに対しても自信を感じています。
重要な前進、そして戦闘力の向上という今年最初の兆候を証明しました。
ヘレスは僕たちにとって、フレンドリーなサーキットではありませんが、僕のライディングと技術的な改良のおかげで、楽観的に週末を迎えられます。」
とのコメントです。
最後にMotoGP第４戦 スペインGPのタイムスケジュールは以下の通りです。
５月４日（金）
16：00～16：40 moto3クラス FP1
16：55～17：40 MotoGPクラス FP1
17：55～18：40 moto2クラス FP1
20：10～20：50 moto3クラス FP2
21：05～21：50 MotoGPクラス FP2
22：05～22：50 moto2クラス FP2
５月５日（土）
16：00～16：40 moto3クラス FP3
16：55～17：40 MotoGPクラス FP3
17：55～18：40 moto2クラス FP3
19：35～20：15 moto3クラス 公式予選
20：30～21：00 MotoGPクラス FP4
21：10～21：25 MotoGPクラス Q1
21：35～21：50 MotoGPクラス Q2
22：05～22：50 moto2クラス 公式予選
５月６日（日）
15：40～16：00 moto3クラス WUP
16：10～16：30 moto2クラス WUP
16：40～17：00 MotoGPクラス WUP
18：00～ moto3クラス 決勝レース
19：20～ moto2クラス 決勝レース
21：00～ MotoGPクラス 決勝レース
今年のMotoGPは序盤からマルケスとロッシの一件から、血の気の多いシーズンという印象があります。
昨年ミラーを巻き込んだ
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