カワサキ 過給機搭載ツアラーモデル Ninja H2 SX(SE)発売へ!


現在イタリアで開催されているEICMA2017(ミラノモーターサイクルショー)でカワサキは、前からスーパーチャージャー付きのツアラーが出るとの噂通り、Ninjya H2 SXを発表しました。

てっきり1400GTRにスーパーチャージャーを付けたような車両で、外観も1400GTRのようになると思っていたら、メッチャH2寄りの外観で驚きました。

外観はH2のデザインを残したフロントまわりが印象的ですが、車体後半は肉厚のシートに、大型のグラブバーを装備するなど、しっかり実用性を考慮しています。

メーカーオプションでパニアケースも用意しているようで、グレードは、2タイプ用意されておりスタンダードモデルと上級グレードのSEが用意されています。

2月4日追記:Ninja H2 SX(SE)の国内販売が正式に発表されました。
発売日・販売価格を こちらの記事に掲載していますので、ご覧ください。




Ninja H2 SX(SE)は、H2のように「過給エンジン」を搭載していますが、新開発された998cc 水冷4気筒「バランス型スーパーチャージドエンジン」を搭載しています。
エンジン本体もピストンやヘッド、吸排気ポート形状までH2と異なるものを採用しており、正真正銘 別物のエンジンで、パワー特性はH2とは異なり、中域のパワーを重視したエンジンとなっています。
高出力や強烈な加速力は勿論の事、日常での扱いやすさと燃費性能を両立しています。

最高出力は200ps(ラムエア過給時は210ps)/11000rpmとなっており、最大トルクは14.0kg-m/9500rpmで、H2よりも1000回転上でピークパワーを出す設計になっています。





新設計のトレリスフレームですが、タンデム走行やパニアケースの装着に耐えれるように、シートレールがしっかりしている事が一目でわかると思います。
シートレールはメインフレームより剛性が高そうですねw

リラックスしたライディングポジションとフルカウルの組み合わせで高い快適性を生み出しています。
もちろんサスペンションは前後フルアジャスタブルで、リアサスはプリロードのリモートアジャスターを装備しています。
SEに搭載されるLEDコーナーリングランプ
他にも、ツアラーモデルらしく厚みを増したシートに加え、クルーズコントロールも装備されており、上級モデルのSEには、グリップヒーターや、フロントのカウルサイドには、コーナリング時のバンク角に応じて点灯する、LEDコーナリングランプを採用しており、ツアラーとしての機能性は相当な完成度と言えます。


スタンダードモデルのメーター周り

SEのメーター周り
 スタンダードモデルとSEの大まかな違いですが、2トーンカラー・ハイスクリーン・グリップヒーター・フルカラーTFT液晶パネル・KQS(カワサキ・クイック・シフター)・KLCM(カワサキ・ローンチ・コントロール・モード)・LEDコーナリングライト・センタースタンド・ニーパッド などが標準装備となります。

SEモデルだけの搭載ですが、ツアラーなのに、ローンチ・コントロールを搭載しているのには驚きました!
H2にも搭載されてますし、KQSやABSが付いているので、おまけでKLCMが付くのは自然な流れとも言えますが、時代はツアラーにもローンチ・コントロールが付く時代なんですねぇ・・・
ちなみに、パニアケースは両グレードともアクセサリー設定で、日本仕様はETC2.0も標準となります。




Ninjya H2 SXの大まかなスペック
全長×全幅×全高:2135mm×775mm×1205mm(SEは1260mm)
シート高:835mm ※ローシートもあり 15mmダウン
車重:256kg(SEは260kg)
最高出力:200ps(ラムエア過給時は210ps)/11000rpm
最大トルク:14.0kg-m/9500rpm
燃料タンク容量:19L
タイヤサイズ前・後:120/70ZR17・190/55ZR17


Ninjya H2 SX SEの標準追加装備
2トーンカラー
ハイスクリーン
グリップヒーター
フルカラーTFT液晶パネル
KQS(カワサキ・クイック・シフター)
KLCM(カワサキ・ローンチ・コントロール・モード)
LEDコーナリングライト
センタースタンド
ニーパッド

となっております。
噂によると燃費はNinjya1000よりも良いそうです。


国内入荷時期や国内での正式な価格はまだ公表されていませんが、海外のサイトによると H2 SXは19,740€で、SEは24,040€だそうです。
本日のレートで換算すると H2 SXは約260万円 SEは約317万円となります。

2月4日追記:Ninja H2 SX(SE)の国内販売が正式に発表されました。
発売日・販売価格を こちらの記事に掲載していますので、ご覧ください。



このNinjya H2 SXですが、普通の状態よりもフルパニアの方が無茶苦茶カッコ良くないですか?


やはりフルパニアの方がデザイン的にしっくりくる気がします!

ところで、去年噂になっていたミドルクラスのエンジンに過給器を搭載した「Ninja R2」はどうなったんでしょうか?
個人的にNinjya R2のリリースも期待していますので、来年あたり発表お願いします!




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