高橋 巧 選手 WSBK参戦！！！

今年、全日本ロードレース選手権 JSB1000 クラスにMuSASHi RT HARC-PRO. Hondaから参戦している高橋 巧 選手が、WSBK 第10戦 ポルトガルGP（9/15〜17）第12戦 スペインGP（10/20～10/22）、第13戦カタールGP（最終戦）（11/2～11/4）にダヴィデ・ジュリアーノ後任として、Red Bull Honda World Superbike Teamから参戦することが決定しました！！高橋 巧 選手は今季、全日本ロードレース選手権 JSB1000クラスで第２戦 鈴鹿2&4レース（JSB1000は今季第２戦が開幕戦）を１位、第3戦 SUGOスーパーバイク120マイル耐久レースを１位、第4戦 TWIN RING MOTEGI SUPERBIKE RACEを2位、第6戦 TWIN RING MOTEGI 2&4 RACEを3位でフィニッシュしており、現在のポイントランキングで総合2位につけています。

以前、様々なレースでのCBR1000RR（SC77）のリザルトまとめ　8耐勝利は厳しいと思う。 という記事でSC77のリザルトをまとめてみましたが、CBR1000RR（SC77）は、JSB1000ではそれなりに結果の出ているですが、世界のレースでは苦戦が続いています。
個人的にジュリアーノのファンですが、ジュリアーノを乗せるよりもSC77のWSBKでの不調を考えると日本のレースで勝っていて実績もあり、開発能力のある高橋 巧 選手を乗せるのが正しい判断だと思います。

高橋 巧 選手にはJSB1000で使用しているMuSASHi RT HARC-PRO. HondaのCBR1000RRとWSBKを走るRed Bull Honda World Superbike TeamのCBR1000RRの比較が課せられています。

マシンの主な違いとして、ECUが挙げられます。
ハルク・プロのECUはマニェティ・マレッリ社製を使用しており、テン・ケイトはコスワース社製の物が使用されています。
現在WSBK参戦チームの中でコスワース社製のECUを使用しているのはホンダとBMWのみで、ホンダのレギュラーライダーのステファン・ブラドル選手は以前から何度もマニェティ・マレッリ社のものに替えて欲しいと要請しています。
しかし、前回ラウジッツ戦に代役で走ったジュリアーノは、コスワース社製のEUCはドゥカティWSBK機で使っていたマレッリ製とレベルは同じだとコメントしています。
（ジュリアーノの言うことなんで、正確な情報かどうかが疑問ですが・・・）


高橋 巧 選手はECUの問題だけでなく、JSB1000ではブリジストンタイヤ、WSBKはピレリのワンメイクなのでタイヤの問題も生じます。
タイヤのことを語ると延々と話してしまうので割愛しますが、ポルティマオを走るのも初めてのはずです。
事前テストの噂もないですし、金曜日のFP1・FP2でバイクの状態を把握し、土曜日は予選とレース１、日曜日はレース２となるわけですから、短時間で行う作業が多すぎます。

にわかファンみたいに頑張って1位を取れなんて言いません。
それは無茶な話です。
しかし、来年度からの勝利への先駆けとなれるように、なんとか重要なデータを蓄積し、SC77の開発方向を正しい方向へ持っていけるように、第10戦 ポルトガルGP、第12戦 スペインGP、第13戦カタールGP（最終戦）で頑張ってください！！
応援してます！！