地元に応援できる選手がいるって素晴らしい。

お酒を飲みながら、地元の野球チームを応援する。これって野球の醍醐味ではないでしょうか?野球だけでなく他のスポーツでも言えることだと思います。私はバイクも同じで、世界で活躍する日本人選手を応援するのは勿論、同郷出身の全日本選手権の選手を応援したり、地方選手権で戦うライダーを応援するのはすごく楽しいです。




Motogpを始め、WSBK、ARRC、MFJ 全日本ロードレース選手権、BSB、CEVレプソル国際選手権 等を観戦しており、毎週末レース観戦をしております。
そのせいか、毎週金曜日からは完全に引きこもり状態になりますが・・・(笑)
話がそれましたが、応援するライダーがいるってだけで、観戦する楽しみが何倍もアップするもんです。

数年前に全日本ロードレース選手権で走っていたアジアのライダーが、WSSPでスポット参戦していたりすると「全日本を走っていた この選手知ってる!」ってなるだけで、親近感が増したり、昔Motogpの第一線で活躍していた選手が他国の国内選手権などに出ていると、「あぁこの選手まだ走ってたんだ!」と懐かしさも増してついつい応援してしまうものです。
日本の地方選手権でもそうです。
私がレースしていた時の先輩が未だ地方選手権を若者に混じって走っていたり、その上コースレコードを更新したりするから目が離せません。
「応援するライダーがいるってだけで、観戦する楽しみが何倍もアップする」と言いましたが、私たちにとって一番身近な選手は、やはり地方選手権のライダーだと思います。
もし、いま記事を読んでる方がサーキットでスポーツ走行を楽しんだことがあるのならば、自分が気づいてないだけで地方選手権や全日本ロードレース選手権にスポット参戦しているライダーに会ったことあるかもしれませんね。
地方選手権になりますと、テレビやネットで生放送していないので、観戦するにはサーキットへ行くのが手っ取り早いのですが、サーキットが遠方の方には難しいと思います。
しかし、後日リザルトを見たり、応援する選手のTwitterやフェイスブックを見るだけでも結構楽しいものです。
Motogp等の世界選手権で「彗星のように現れて活躍する選手」がいますが、地方選手権にもそういうデビューをする選手がゴロゴロいます。



私は大分県に住んでいるのですが、個人的にここ数年で衝撃デビューを果たして、印象が強いのは九州ロードレース選手権にカツキレーシング&Burning-DAから参戦する植垣創平選手です。

植垣選手が公に有名になったのは2015年の九州ロードレース選手権の最終戦 SP250にスポット参戦し、初勝利&コースレコード樹立した時でしょう。
しかし、地元のコアな人たちは彼のデビューレースとなった、1年前の2014年の秋にSPA直入で行われた草レースで衝撃を受けました。
2017年 RS-ITOから全日本ロードレースにフル参戦している清末尚樹選手が、当時は九州ロードレース選手権はでブイブイ言わせていました。
その時のSPA直入のSST250のレコード保持者も清末選手だったのですが、その清末選手が章典外でレースに参加していました。
SPA直入のSST250で清末に勝てる人間は誰もいないと思っていました。
恐らく本人もそう思ってたと思います。
その草レースが初レースとなる植垣選手ですが、何と予選で清末選手のタイムを上回り、コースレコードを樹立したのです。
その時の会場のザワめきと、「あいつは誰だ!?」感が今でも忘れられません。
大注目で迎えた決勝ですが、スタートシグナルの見間違えで盛大なジャンプスターをしてしまいレースになりませんでしたが、初レースって感じの初々しが充分感じられました。
装備も明らかにお下がりの革ツナギでボロボロでサイズも合ってなく胸にはTriumphの文字。
レースが終わって話を聞いてさらに衝撃を受けたのですが、レースに使用した250ですが、本当にフルノーマルなんですよ。
しかも中古の事故車(笑)整備以外にレースに出るにあたってチェーンを交換しただけとの事・・・・
最近ではレースをこなし、スポンサーも10社付き才能を存分に発揮している植垣選手ですが、地元新聞のインタビューによりますと、独走の時はストレートで遠くの空を眺めて、浮かんでいる雲の形や位置を眺めて自分も風になってるようです。
練習で頭にレコードラインを叩き込み、1センチもラインを外さず走る「秀才型」と言うよりも彼は、走行ラインもしょっちゅう違い、アグレッシブな走りと修正力を持った「天才型」のライダーだとインタビューの話でも受けて取れます。
こういうドラマが地方選手権でもあるからレース観戦は面白いです。
世界選手権など大きいレースやライダーに目を奪われがちですが、地元のライダーを応援するのも楽しいもんですよ。
これを期に地元ライダーを調べてみるのも良いかもしれませんね。

記事記事の流れから話が植垣選手に集中してしまいましたが、私は同じ県内出身ライダーで全日本ロードレース選手権 ST600をRS-ITOからフル参戦している清末 尚樹選手

と 和田 留佳選手

もバリバリ応援してます!
頑張れ!大分県のライダー!!

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