16日から行われるMotoGPクラス オフィシャルテストとアルベルト・プーチ 復帰について



本日、2月16日から3日間の日程でタイのチャーン・インターナショナル・サーキットでMotoGPクラスのオフィシャルテストが行われています。

一番の見所はやはり、ジョナス・フォルガーの代役でテストに参加する、ハフィス・シャリンのYZR-M1への適応能力 でしょう。

恐らく、よっぽどのことがない限りシャリンが そのままモンスター・ヤマハ・テック3から2018年シーズンを戦うことになりそうです。

果たして、シャリンは初めて乗るYZR-M1でどのようなタイムをマークするか見所です!

また、噂ではDucatiが新型のフェアリングを試すとも言われています。

一体どんな形なのか楽しみですね!

非常に話題が多いタイで行われるオフィシャルテストですが、題名にもあるとおりアルベルト・プーチがレプソル・ホンダにチームマネージャーとして復帰しています。





プーチとペドロサと言えば亀田親子のように固い絆で結ばれており、プーチは2000年から2013年までペドロサのマネージャをしていました。
また、ペドロサだけでなくマルケスもアルベルト・プーチと関わりがあり、フル参戦1年目の2009年に所属していたレプソル・KTMのチームマネージャーがプーチでした。

プーチは2014年からはアジア杯や若手ライダー育成などを目標とした、HRCの各活動のスーパーバイザーを担っていましたが、今シーズンから再びペドロサとマルケスのマネージャーとしてボックスに肩を並べます。



マルク・マルケスのコメント
「今回の人選に大満足しています。
プーチは元ライダーです。
その経験は、テクニカルの視点から非常に有効となり、僕たちのチームに大きなことをもたらしてくれるでしょう。」



ダニ・ペドロサのコメント
「最初のテストはポジティブでした。
プーチは素晴らしい経験を持つマネージャーとして、ポジティブなことをもたらしてくれるでしょう。」

とのコメントです。
また、タイテストの前日である15日にペドロサとマルケスはチャーン・インターナショナルサーキットのコースをスクーターで下見しており、コメントが出ています。




マルク・マルケスのコメント
「スクーターでコースを走ってみました。
当然、僕たちのバイクとは違うので現実的な感覚を掴むのは難しいですが、今日見た感じではトラックが気に入りました。
沢山の人たちがマレーシアと比較しています。
暑さが理由だと思いますが、マレーシアとは湿度が違います。
それに、このトラックは短く、幾つかのセクションは速いです。
2本のストレートは加速が要求されるますが、通常僕が上手く走れるタイトでテクニカルなセクションもあります。
とにかく、明日どんなものか確認できるでしょう。
テスト前日に重要なことは、入手したバイクのデータをチームと一緒にしっかり分析することです。
特にギアボックスのセッティングなど、良いベースからテストを始められるように調整します。
もし、この分野が上手くいかなければ、挽回するのに苦労するでしょう。
早くバイクに乗り、テストを始めたいです。」




ダニ・ペドロサのコメント
「明日、僕たちのバイクを走らせて、このチャーン・インターナショナル・サーキットを本当に理解することになるでしょう。
最初に僕たちよりも先に走ったWSBKのデータに注目することで、幾つかのアイデアをもたらしてくれると思います。
新しいトラックで走り始めるとき、ギアボックスのセッティングが重要となります。
レイアウトは直感的で、走り始めたら理解しやすいでしょうが適したスピードに乗ってコーナーに進入しなければいけません。
最初の印象は、暑いことを別にして、トラックは少しタイトでショートなので、正しい走行ラインに乗せてギアボックスをセッティングすることが重要だと思いました。
結局のところ、バイクに乗って、学習過程を進むしかないですね。」

とのコメントです。

タイテストは本日から行われており、残念ながら無料で生中継を配信しているサイトは無さそうですが、MotoGP VIDEO PASS を持っていれば公式サイトで視聴できます。
Ducatiの新カウルの形や、シャリンのタイムはどうなんでしょうか!?
結果が出たらまた取り上げたいと思います!




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