オフィシャルテスト2日目はヤマハワークスが1,2 番手! 各選手コメント


昨日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで今年最初のオフィシャルテスト2日目が終了しました。

オフィシャルテスト1日目の記事の最後に「ジャック・ミラーが好調で、2017年シーズンのヨハン・ザルコの様に今年の台風の目になるのではないか?」と書きましたが、今日はそのジャック・ミラーからのコメントも出ていますので紹介したいと思います。

また、昨年記事にした国内限定50個の ロッシ 初ワールドチャンピオンから20周年記念ヘルメットをロッシが被ってテストをしました。

私のようにWGPの頃からレースを見ている人間にしてみればロッシといえば、やはりSUN&MOONですよ。

若い頃のヤンチャでハングリー精神に満ち溢れていたロッシを思い出します。

2日目のオフィシャルテストの結果ですが、ヤマハワークスが1,2 番手タイムを記録しています。

3番手タイムはカル・クラッチローが記録し、トップのヴィニャーレスから14番手のポル・エスパルガロまでが1秒以内に入っています。

ちょっと心配なのがスズキなんですが、アンドレア・イアンノーネが初日16番手、2日目は10番手。

アレックス・リンスが初日11番手で、2日目は13番手となっています。

昨年のバレンシアテスト初日で、両者共に食あたりで不参加になりましたし、出遅れている感がします。
ファンとしては少し心配です。


セパン オフィシャルテスト2日目のリザルトは以下の通りです。
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各ライダーのコメント



マーベリック・ビニャーレス
「2日目は本当に良かったです。
バイクの本当に良い感じがあります。
今日は特に電子制御の仕事に取り組みましたが、まだやるべきことが残っています。
正しい電子制御を整えるための道のりは長いですが、僕たちの前進が嬉しいです。
ホットコンディション、特に日中のセッティングを煮詰めました。
僕たちは昨年の問題を解決するために、ホットコンディションでの対策をテストしています。今日はポジティブな1日でした。
明日も同じテストを続けます。」




バレンティーノ・ロッシ
「今日のテストプログラムを終了でき、良いテストができたと思います。
幾つか大きなこと、小さなことを試し、良いこともあれば、それほど良くないこともありました。
例えば、良かったことはエアロダイナミクスですね。
エアロダイナミクスは気に入りました。
フェアリングは、昨年型よりも僕を保護してくれます。
僕は背が高いから、これが必要です。
ダクトはウイングではありません。
ウィリーが減少されることで、フロントの接地感が増しています。
僕たちはストレートで非常に速いようですね。
ペースとラップタイムを良くすることができ、セパンでのパーソナルベストだと思います。
1分59秒3は良いタイムです。
非常にタイトで、トップライダーたちは非常に強いので、上位に進出できて嬉しいです。」



マルク・マルケス
「今日は幾つかの前進を果たすことができたから嬉しいです。
バイクにとても良い感じがあります。
特に午後はバイクのセットアップが整い、最も暑かった時間帯に速いタイムをマークしました。
エンジンとセットアップの仕事を続け、新しいフェアリングも試しました。
このようなテストを実施するときには、バイクのバランスを多少調整しなければいけません。
新しいフェアリングに慣れ、データを収集するために走り込まなければいけないですね。
アジャストが必要なセットアップの改良を続けなければいけませんが、初日から2日目までの僕たちのペースが嬉しいです。
良いテストができていると思います。
セッションの最後に新品タイヤを履いたけど、雨が少し降り始めてしまったのは残念だでした。
無理をしていなかったにも関わらず、2コーナーでフロントのグリップを失ってしまいましたが、大事には至らなかったので幸いです。」





カル・クラッチロー
「ホンダと僕たちで沢山のことを試したから非常に忙しかったですが、今日もポジティブな1日となりました。
路面が少し濡れていたので、スタートを遅らせる必要があったのは残念でしたが、全体的に今日のパフォーマンスが嬉しいです。
1日を通じて、タイヤのテストをしました。
これは非常に重要なことで、セッションの最後にはファステストラップに向けてプッシュしましたが、少し悪い感じがありました。
しかし、すごく良い感じがなかったにも関わらず、ラップタイムが良かったことはポジティブです。
ライバルたちと比較すると、現時点で僕たちのレースペースは良いようですね。
明日は僕たちのスケジュールに従って、テストを続けます。
今夜、ホンダチームと一緒にどこを改善できるかを確認しようと思います。」



ジャック・ミラー
「本当に満足です。
バイクが提供してくれるフィーリングがとても嬉しいと言わなければいけませんね。
それに、ラップタイムは大変ポジティブです。
セットアップを煮詰める事を始めました。
これは、まだ改善の余地があることを意味しますが、もう一歩前進しなければいけませんので。
目標はラップタイムを考えずに、日々成長することです。」
と、各者コメントが発表されてます。

28日から始まったオフィシャルテストですが、みんな揃ったように「非常にポジティブ」って言いますよね。
他メーカーへの牽制なのでしょうが、少々聞き飽きましたw
また、こちらの記事で取り上げたHONDAの新フェアリングですが、早くもマルケスがテストしました。
やはり、ドカティのフェアリングの実証実験をしているのではなく、RC213Vへ正式採用されるフェアリングと考えて良いのではないでしょうか?
2月20日にホンダの2018年度のレース活動のプレゼンテーションがあるのですが、このフェアリングにレプソルカラーが施されるのか楽しみです!



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